現況報告(11)[2013年05月20日]
オーディオルームの現況を写真で紹介します。
左側の画像は試聴位置から正面に向かって撮影しました。テーブル右側にgoldmund / studietto;左側にレコードクリーナーhannl / meraを設置;中央にはmfsl CD , DCC CD , Esoteric SACDを配置しました。正面下部に見えるのがJ.R.D.G Model 8Tです。
右側に示した画像は左側の壁に設置したオーデイオ機器です。ROKSAN / TMS ; Ayre / QB9・QA9 ; NAKAMICHI / DAT 1000-Pro ; J.R.D.G / COHERENCE が配置されています。
現況報告(10)[2013年05月19日]
dCS 用にBNC cable(Cardas)を3本用意しましたが、全てword clock 用に使用しています。DV-RA1000HDからDSD信号を取り出すためには、さらに3本のBNC cable が必要になります。digital 信号用とword clock用どちらにcardas cable を利用するのが良いのか?雑誌を調べてもspeaker , RCA , XLR ,etc の評価はされているものの、BNC は記載されていません。それに、DV-RA1000HD にcardas cable を使う価値があるのか不明です。dCSシステムからBNC ケーブルを取り外して、DV-RA1000HD に利用した結果劇的に音の響きが豊かになりました。DSDの品位の高さを実感した一日でした。DV-RA1000HD で録音した曲はDV-RA1000HD でしか再生できません。PC にあるwave dataをDV-RA1000HD で試聴することも出来ません。内蔵Hard diskは60Gしかありません。DVD-RWに録音してストックすることも可能ですがちょっと使いづらいですね。
現況報告(9)[2013年05月18日]
どうしてもDSD とSACDの両方を聴くことが出来ないことに疑問を持ち、今日一日かけてdCSの再セットアップをしました。そこでBNC ケーブルの一本が接触不良であったことが判明しました。その結果入力機器が増えました。
1)dCS / Paganini : CD , SACD ・・・1394 ; XLR(Elger plus 1394)
2)TASCAM / DV-RA1000HD : DSD ・・・BNC(Elger plus 1394)
3)NAKAMICHI / DAT 1000-Pro : 16bit 44.1kHz , 16 bit 48kHz ・・・BNC(Purcell 1394)
4)WADIA /170i Transport : iPod ・・・RCA(Purcell1394)
の4種類のdigital 入力から、DSD および24 bit , 176.4kHz ;24bit , 192kHz のdata を試聴可能となりました。さらに、Ayre / QB9 を利用し16 bit , 44.1kHz ~24 bit , 192kHz までのPCM detaおよびLAN接続された自宅サーバーに保存したLPレコードのdigital化ファイルの全てを試聴できる環境が整いました。
現在は録音もあらゆる機器から可能です。例えばLPレコードから、Ayre / QA9 を使い24bit , 192kHzのデータを取り込みます。次にPCを使い波形編集したのち、Ayre / QB9 で再生しながらTASCAM DV-RA1000HD で録音をすると完成されたDSD dataが得られます。・・・続く
Beatles の録音(4)[2013年01月20日]
ところで、昨年の11月13日にリマスターBeatles LP が発売されましたが再びリイシューされました。日本発売価格は前回同様59,800円です。amazonも59,800円ですがEU盤は33,000円です。私が購入した日本版には[輸入国内盤Made in EU]と記載され、アメリカからの輸入盤には記載はありませんでした。US盤のほかにUK盤もあるのでしょうか?カッティングは同じですので、日本語訳の価格が26,800円なのですか?ちょっと疑問です。最初は全世界で5万セットの限定発売でしたが、完売後の再販だとしたら驚きです。2009年のmono CDの再販(39,800円)を思い出します。今15,000円で新品購入できますから。巷では今回のLPは24bit , 44.1kHzのUSBモデル(38,740円)と同じマスターから作られているそうです。今回数種類のBeatles LP の音質チェックをしていますが、最終プレスの精度で音質は決定されます。それまでの制作過程だけに目を向けるのはあまり意味のないことだと感じます。もちろん、original master tapeの使用・remastering 作業は大事です。
Beatles の録音(3)[2013年01月19日]
そこで音質ですが、Yellow PARLOPHONEのmonoural盤・stereo盤ともにa/d converter APOGEE miniを使って24 bit , 44.1kHz の録音が最もエネルギッシュで、生々しい音場感が得られて好みです。しかしMFSL 盤・TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES盤はa/d converter Ayre QA9を使用し24 bit , 192kHzで録音するとレンジがワイドになり情報量もより多く聴き取れます。その代りエネルギーは薄くなります。結局は好みですが、Beatles は24bit , 44.1kHz が「最も良い響き」だと思います。Cartridge はYellow PARLOPHONE・MFSL 盤・TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES盤いずれもSHELTER Model9000が相性の良い響きを聴かせます。もちろん、monoural盤はModel501 Ⅱ(mono)です。今は試聴できませんが、あらゆるBeatles レコード再生においてはRyra / TITAN の音が理想でしょう。
Beatles の録音(2)[2013年01月18日]
Yellow PARLOPHONEも素晴らしいですが、TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES も魅力的なアルバムの一つです。このシリーズは、新たにトラックダウンしなおした2トラック・マスターテープからハーフスピードカッティングされたそうです。今回録音したアルバムはABBEY ROAD (EALF-97001)STEREO 録音です。MFSL盤はORIGINAL MASTER TAPE からhalf speed cuttingされていますのでPRO-USE SERIES とは響きが違っていますが、情報量も多く・ち密な音作り・可聴帯域の広さ等傾向は似かよっています。若干エネルギー感が薄く・響きも減った印象です。しかしMFSL盤・PARLOPHONE盤などは盤の状態が良好なものは少なく価格も高価であるが、TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES は盤質の良いものが入手可能で魅力あります。可能ならば私もColecter item に加えようと思っています。Gold PARLOPHONE も一度は聴き比べしたいですね。
Beatles の録音(1)[2013年01月17日]
昨年の12月24日発売のBeatSound Special Edition( BEATLES 音盤)に当店舗の記事が掲載され、おかげさまでLPのdigital化作業の注文が増えています。私はMFSL盤のBeatles を聴き虜になった人間であり、決して根っからのBeatles colecter ではありません。先日UK オリジナルアルバムのモノーラル盤を録音する機会に恵まれました。Yellow PARLOPHONEといわれる盤だそうです。これは2nd Press で1st Press はGold PARLOPHONE といい非常に高額なようです。録音時はMonoural Cartridge SHELTER Model501 Ⅱ(mono)を使用し、プレーヤーはVPI / Scoutmasterです。試聴以前の漠然としたイメージは情報量は少ないが、音圧が深く線も太いといったものでした。50年前の録音ですし、MFSL に比べ音場感・音像感・SN比全てにおいて劣るものと思っていました。これはまったく的外れな考えでした。確かに音場・音域は狭いですが、情報量は少なくありません。Ayre QA9/QB9で録音再生した音の響きはMFSLとは異なっていますが、十分魅力的です。Beatles USB Model (24Bit , 44.1kHz)を凌駕する出来栄えです。
Ayre QA9を利用して[2013年01月14日]
Ayre QA9の使い勝手は仕方ありませんが、得られる音質は最上のものです。私はこれまで20余年に渡りLP records の録音を趣味としてきました。圧倒的にNakamichi 1000 + 1000p によるDATへの録音が素晴らしかったです。よく言われますが接触型(DAT)と非接触型(CD)では音質に差があります。これは、digital と analogue 間においても同様です。SN比は非接触型に有利ですが、音の密度・実在感は接触型の方が好みです。USB audio はハードディスクがSSD では非接触型ですが、一般的には接触型になります。今回の録音は192kHz ではUSB Flash Drive(SanDisk/ Extreme USB3.0)を使用し、44.1kHzでは通常のハードディスクを使いました。当店のシステムではメディアによる音の差は感じられませんでした。Ayre QA9で録音し、Ayre QB9で再生した音質はNakamichi 1000 + 1000pの組み合わせに匹敵します。ファイルの加工・編集は当然Ayre QA9+QB9に軍配は上がります。MFSL レコードのエンドレスな録音作業が再び出発地点に戻ってしまいました。さて、Cartridge はどうしたものか?悩みは尽きません。来週からはBeatles (MFSL)特集をお届けします。登録者にはwave dataを提供しますので、奮って参加下さい。
外は大雪です。電車も運休が増え続けていますので今日は帰宅します。
Ayre QA9を利用して[2013年01月13日]
さらに、Ayre QA9は24bit,192kHz で取り込むとレコード1面を録音出来ない事もしばしばあります。アルバム1枚を取り込むとファイル5Gも消費します。ファイルの保存にも時間がかかり、波形編集にも影響が多く出来れば24bit,44.1kHz のほうが作業しやすいです。しかし、24bit,192kHz でないと満足できないアルバムがあるのも事実です。Beatles などのRock music は44.1kHz の方がエネルギッシュな再生音を響かせます。室内音楽・器楽曲・声楽 など小編成のClassic は192kHzでないと、音場感が狭くなってしまいます。Ayre QA9は困ることに録音条件を変更するたびにパソコンの初期化が必要なこともあげられます。sound forge と一緒にサウンドデバイスの変更も必要です。もう少し使い勝手が良ければと思います。・・・続く
Ayre QA9を利用して[2013年01月12日]
Goldmund Reference MkⅡでMFSL Records を録音をした時に24bit 192kHz データ取り込みはAyre QA9を使用しました。Ayre QA9は2012年のCESで発表されたusb ad converterです。これまでAPOGEE / mini ME(ad) , RME / Fireface UCX(ad)を利用してきましたが、Ayre QB9 をusb dac として使ったところ新世代のpure audio 製品であることがわかり導入しました。もちろんAPOGEE , RME で録音しAyre で再生することも可能ですが、出来ることなら純正のシステムで録音・再生を統一した環境で試したかったからです。問題は波形編集ソフトsony / sound forge pro-10が利用出来るか?sound forge はASIO 対応ですので多少は安心していたのですが、動作不良が無いわけではありません。Ayre 提供のドライバーで試みると録音・再生の一方しか認識しません。録音可能の時は再生がdammy out 表示され使えません。反対に再生可能の時は録音に信号が来ません。QA9 / QB9 は共に音質最優先に設計されておりヘッドフォン出力端子もありませんのでモニターしながらの録音は出来ません。・・・続く