PHA-2試聴LP(2)[2014年03月03日]
所有しているMFSL 盤の8枚の画像を提示します。
一番上のレコードからMFSL1-017 , MFSL1-017(1ST PRESS) , MFQR , TEST PRESS(A2 221-14,B2 214-19) , SAMPLE RECORD(A2-10,B2-10) , SAMPLE RECORD(A2-11,B2-9)
左側のCD:ULTRA DISC II(MADE IN USA) , 右側:ULTRA DISC (MADE IN JAPAN)
右側にはMFSL1-017の2枚のジャケット画像を示します。特徴が認められるのは1ST PRESSのORIGINAL MASTER RECORDINGのロゴです。
ORIGINALロゴのトップにある「O」が1ST PRESSでは円形ですが、2ND PRESS 以降は四角型で印字されています。特にこの2枚での音の違いは認められません。・・・続く
PHA-2試聴LP[2014年03月02日]
第二弾はMFQR1-017:DARK SIDE OF THE MOON / PINK FLOYDです。
このアルバムは世界で最も長期間にわたりチャートインしたもので、1973年3月17日から1988年10月8日までの破られることのない741週にも及ぶ記録を持っています。MFSLからもMFQR , MFSL , ULTRA DISC , ULTRA DISC IIの4種類が発表されています。UDCDはYUKIMが輸入販売をしていますが、ULTRA DISCは輸入元はWAVEで、ディスクポート西武が販売していました。当時の価格は5,500円と非常に高額なもので学生の身分では購入できませんでした。ちなみにYUKIM時代は3,300円です。いずれも24KGold DISCで作成されており、ULTRA DISCはMADE IN JAPAN , ULTRA DISC IIはMADE IN USAですが音の差は私には感じられませんでした。・・・続く
SONY PHA-2 試聴ソフト(2)[2014年03月01日]
MFQR1-005:CRIME OF THE CENTURY / SUPER TRAMPのアルバムはMFSL社からMFQR , MFSL , UDCDと3種類が発売されています。私はこれにTEST PRESS盤を含めて4種類を所有しています。一番上からTEST PRESS(SAMPLE盤) , UHQR盤 , MFSL盤 そしてUDCD盤です。TEST PRESS盤のホワイトジャケットにはExecutive Producer BRADS.MILLER氏の名刺が貼られています。UDCDはULTRADISC IIでMADE IN USAのものです。ちなみにULTRADISC IはMADE IN JAPANです。レコードは各々特徴があり、個々の楽器音を鮮烈に試聴したい時はTEST PRESS,アルバム全体を通じてホールの中に自分を置きたい時はMFQRが最適ですが、いずれもレコードの状態をMINTに維持する必要があります。その点MFSL盤は多少埃や、傷があってもプレーヤーの調整で楽しむことが可能です。UDCDはお使いのシステム次第で良くも・悪くもなります。・・・続く
wave data の保存(3)[2014年02月22日]
再生用のMemory Cardでこんなにも差があると、保存の仕方にも当然違いがあると思われます。これまではNASを組んでdata保存してきました。
LANケーブル,Hub,電源ケーブルによっても音に違いがあります。ハードディスクがSSD と HDでも差はでます。
以前はQNAPのNASがオーディオ向けと言われていましたが、最近はBUFFALOに人気があるようですが実際のところは良く理解できません。
SSDも以前はオーディオ向きと言われていましたが、今はHDで低速回転のものが良いとさえ言われています。
あまりにも要因が多すぎて問題を洗い出すことができないのが現状でしょうか?
私はこれまで普通のNAS/BUFFALOで250GB x 4をレイド5で設定していましたが、24bit,192kHz PCM dataやDSDを扱うようになり容量が足りなくなり後継機を探しています。
ちょっと時間がかかりそうなので、とりあえずはWESTERN DIGITAL/USB3.0対応の4TBを購入する予定です。
wave data の保存(2)[2014年02月21日]
画像は左上から
1) Extreme Pro 64GB / SanDisk /最大転送速度:90MB/Sec
2) USB Memory SDCZ80-064G-X46 / SanDisk /最大転送速度:190MB/Sec
3) 1TB My Passport Ultra TitaniumSlim / Western Digital /USB3.0
4) ターボPC EX対応 外付けSSD / BUFFALO /USB3.0
です。音質は個人的には2)のUSBが最も気に入っています。
気を付けて頂きたいのはいずれのメモリーでもフォルダーに階層を作ってwave dataを保存すると読み取らないことや、音質の低下が著しくなることです。
最も理想的なのはPC上のデスクトップに保存することだと思っていましたが、それも間違っていました。
wave data の保存[2014年02月20日]
THE SUPER ANALOGUE DISCを24bit,192kHzのwave dataで取り込みますと一枚のアルバムで2GB~3GBのサイズになります。その為TASCAM/DA-3000で録音する時は36GB SD Cardに保存し、波形編集後のdataも同じSD Cardに一時保存します。最終的には整理の為1TBのHardDisc(Western Digital/My Passport)に保管します。この中にFolderを作りwave dataを入れて保存するのですが、直接My Passportから読み込むのと中にあるFolderから読むのでは音質に大きな差が生じます。そこで各種メモリーカードで音質の差を比較してみました。使用するPCはMac miniで1):SD Card (x10) ,2)USB Memory(USB3.0) , 3)Hard Disc(HD) , 4)Hard Disc(SSD)の4種類で試聴してみました。
1) Extreme Pro 32GB / SanDisk /最大転送速度:90MB/Sec
2) USB Memory SDCZ80-032G-X46 / SanDisk /最大転送速度:190MB/Sec
3) 1TB My Passport Ultra TitaniumSlim / Western Digital /USB3.0
4) ターボPC EX対応 外付けSSD / BUFFALO /USB3.0
キングレコード/THE SUPER ANALOGUE DISC(5)[2014年02月17日]
THE SUPER ANALOGUE DISCのなかから今回録音したのは以下の7アルバムです。
1:K38C-70005/ 1986 /ビクタープレス/ZUBIN MEHTA/LOS ANGELES PHILHARMONIC:バレエ音楽「春の祭典」
2:K38C-70010 /1986 /ビクタープレス/ERNESTANSERMET/SUISSE ROMANDE:組曲「展覧会の絵」
3:K38C-70023 /1987 /ビクタープレス/MEMBERS OF THE VIENNA OCTET:ブラームス/クラリネット5重奏曲
4:K38C-70038 /1989 /ビクタープレス/LEONARD BERNSTEIN/VIENNA PHILHARMONIC ORCHESTRA:交響曲「大地の歌」
5:K38C-70039 /1989 /ビクタープレス/HANS KNAPPERTSBUSCH/VIENNA PHILHARMONIC ORCHESTRA:組曲「くるみ割り人形」
6:KIJC-9018 / 1991 /スイスプレス/KHACHATURIAN/VIENNA PHILHARMONIC ORCHESTRA:剣の舞い
7:KIJC-9019 / 1991 /スイスプレス/PIERRE MONTEUX/LONDON SYMPHONY ORCHESTRA:ドビュッシー&ラヴェル名演集
個人的にはビクタープレスのアルバムは全て気に入ってます。スイスプレスはごく一部録音に不満の残るアルバムも存在し、アメリカプレスでは当たり・外れが激しく購入は極少数です。
キングレコード/THE SUPER ANALOGUE DISC(4)[2014年02月16日]
THE SUPER ANALOGUE DISCの中にもほれぼれする演奏は多々あります。今回依頼を受けたアルバムのなかにHANS KNAPPERTSBUSCH / Vienna Philharmonic / Tchaikovsky / The Nutcracker,Suite,Op.71a / チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」が入っていましたがこれは特別気に入りました。HANS KNAPPERTSBUSCH氏はワーグナー・ブルックナーを好んで演奏する指揮者と聞いていました。このような小品を振るうことは聴いていませんでした。しかも録音は好きでなっかたようですので名演がレコードとして残されていることに驚きを感じました。「くるみ割り人形」の序曲・行進曲~アラビアの踊り~花のワルツにいたる毅然たる風格にみちてなおかつ遊び心溢れた指揮には感服させられます。演奏・録音・プレスが完璧に整った数少ないアルバムの1枚です。近いうちに試聴ルームにアップロードしたいと考えております。
キングレコード/THE SUPER ANALOGUE DISC(3)[2014年02月15日]
THE SUPER ANALOGUE DISCの音作りはハイエンドオーディオ向きかもしれません。楽器の個々の音色が響き渡ります。スピーカーをもちろんのこと、システム全体の位相をきっちり合わせる必要があります。なおかつ低域がもたついたり、過度のふくらみを持つことは許されません。これらの条件を満たすと楽器個々の響きを聴き取れるのです。この音の響きは演奏会では聞けないものと思います。ふつうはティンッパニーの響きの陰に隠れてしまうであろう、オーケストラの左奥に位置するトライアングルの極微小な響きも鮮明に聴き取れます。これが私にはたまらなく魅力的に感じます。音楽的響きは人それぞれで好みが異なりますが、音の響きは情報量が少ないよりは多い方が優れていると考えても良いのでは?レコードの制作者の意図によるもので違いもあります。
THE SUPER ANALOGUE DISCは全体像を描くと言うよりは個々の描写に焦点を合わせているようで、MFSLは耳を研ぎ澄ませば個々の楽器描写も聴き取れますが、心地よく音楽全体に身をゆだねる聴き方もできます。・・・続く
キングレコード/THE SUPER ANALOGUE DISC(2)[2014年02月14日]
THE SUPER ANALOGUE DISCの第1弾は1986年に10タイトルが発表されました。第2弾も10タイトルで1987年、第3弾は1989年に出ています。私の所有しているアルバムは第3弾までですが、全てVICTOR PRESSでLONDON Labelのものです。レコードは180gの超重量盤でアクリルケースに収められていました。その後、1991年には9000番台になりスイス・プレスになっています。重量も150gに変更されアクリルケースは無くなってしまいます。そして9100番台からは米国プレスになり、重量は再び180gに戻りましたがアクリルケースはありません。7000番台から9100番台まで全てLONDON Labelで、プロデューサーは高和元彦氏です。
私は当然7000番台のVICTOR Pressが最も気に入ってます。ダイナミックレンジが広く、SN比も高くマスターテープの音に最も近いと思えるからです。透明度が高いと一見「音楽の響」が足りなくなる傾向になりますが、VICTOR Pressは実在感も十分得られています。K38C-70010 / 組曲「展覧会の絵」エルネスト・アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団はほれぼれします。・・・続く