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24bit 96kHzデータ(続き)[2012年10月12日]

そこで、A/Dコンバータ―を再びAPOGEEに戻しました。2009年9月9日にbeatles remaster CDが発売され、2010年にはUSB BOX が発表されました。データーは24bit , 44.1kHzです。おそらく、96kHzよりも44.1kHzのほうがbeatles アルバムのオリジナルに近かったのでしょう。今回はクラウンレコード/かぐや姫フォーエバー を24bit , 44.1kHzで録音しました。今度は予想通り「煙草臭いおでん屋」の響きが部屋に満ちました。96kHzまで特性を上げると音が上品になり、低域に物足りなさを感じるようです。発売された時代やジャンルによって録音特性を変えてやることが大事ですね。ちなみに、CD-Rを制作するときは24 bit , 88.2kHzで録音します。そのほうがCDに変換(16bit , 44.1kHz)した時の響きが豊かになるのです。

24bit 96kHzのご依頼ありがとうございます[2012年10月11日]

横浜にお住まいのM.K様クラウンレコード/かぐや姫フォーエバー digital 化の依頼ありがとうございます。赤ちょうちん・神田川・なごり雪 などなど 私の青春時代を思い起こしました。当時を思い出すことは結構辛かったのか自然と涙がでてきます?まずcartridgeに選んだのはSHELTER Harmonyです。決してハイファイでもなく、またかまぼこ型でもない非常に特製のフラットな再生音を聴かせてくれます。静寂性に優れ情報量が多くごく普通の音楽をありのままの響きで楽しませてくれます。お客様は「南こうせつのイメージはもっと汗臭く庶民的なもので、これほど洗練された音楽とは別世界である。」との感想でした。やはり、「屋台おでん」 の世界ですかね。確かにWILSON AUDIO : WATT-PUPPYでは無理がありましたが、スピーカーを amm sound lab のAM-105mをLuxmann のシステムで鳴らしたところ結構はまりました。さらに、普段はAPOGEE で録音していますが今回はRME : FIREFACE UCXを使用してみました。見事に予想を裏切られ、非常に清楚な美しい響きになっていました。・・・続く

The dog:iPodに最も似合うスピーカー[2012年09月29日]

AM-105mをThe dog で鳴らすことは可能だが、デザインや音質および価格を考えると理想的とは言えないでしょう。そこでお薦めしたいのが四十七研究所のModel 4738 です。

The dog / i-Pad + Model4738

The dog / i-Pad + Model4738

 

ユニットは大村氏設計の8 cmのフルレンジバスレフスピーカーで、インピーダンスは 4 ohms です。外形寸法:125(W)×130(D)×120(H)mm 約1.2Kg  とかなり小ぶりになります。AMシリーズ同様にエンクロージャーはピアノ塗装が施され美しいです。再生音もどちらかと言えばクラッシック向けで、中高域がキラビヤカで繊細な音色が持ち味です。低域は膨らまずクリアーな響きを与えてくれます。音源はもちろんiPod です。これも、24bit , 96kHz のwav に限ります。予算は10万円で残った金額でスピーカーケーブルをお求めください。普段ヘッドホンやイヤーホンで聴いている方にはぜひ試していただきたい。聴きなれている音楽から、より深い感動が得られます。

AM-101を試聴して(続)[2012年09月28日]

AM-101 , AM-105m をこれまでは音質優先でアンプを選択してきましたが、今回はデザインと低価格で選んでみました。対象として購入したのは以下の写真に示した2機種です。

Carot:ERNESTOLO , scandyna:The dog

Carot:ERNESTOLO , scandyna:The dog

両機種とも出力は2X15W 4 ohmsです。The dogはi-Pod 専用プリメインアンプで、スピーカー出力端子を持っています。入力信号はi-Podから出力するMP3 , AAC , WAV信号になります。一方のERNESTOLOは独立したパワーアンプと真空管を使ったプリアンプのセパレートアンプで、LINE入力信号での再生になります。今回はCD プレーヤーにLuxman D-N100を使いました。電源ケーブルは純正の付属品を使い、ラインケーブルとスピーカーケーブルはZu Cable のMISSIONシリーズを使用しました。結論から言いますとAM-101 は両アンプとも使えませんでしたが、AM-105mは十分使えることがわかりました。The dog ではMP3 , AAC 信号を再生するとラジカセ程度の音質しか得られませんが、WAV データ(24bit , 96kHz)では低域の量感あるサウンドを楽しむことができました。ERNESTOLOは中高域の解像度が高く少しキツクまた低域に物足りなさを感じました。このあたりもプリ-パワー間のケーブルや電源ケーブルの使い方を工夫すれば十分満足のいくシステムが構築できるものと思いました。参考までに購入価格はThe dogが約3万円で、ERNESTOLOが3万6千円でした。

AM-101を試聴して[2012年09月27日]

今回からはAM-101についてAM-105mとの比較を通して感想を書きたいと思います。基本的なコンセプトは105mとまったく同じで、ユニット・エッジ・フレームに違いはありません。エンクロージャーのサイズが一回り小型化されています。

DENON:PMA-CX3 + DCD-CX3

DENON:PMA-CX3 + DCD-CX3

Luxman:SQ-N100 +D-N100

Luxman:SQ-N100 +D-N100

インピーダンスが105では4 ohmsになのに対し101では3ohmsなのが最も音質に大きな違いをもたらしていると思われます。そして、アンプに高負荷を要求します。DENON CX3シリーズでは101を十分に鳴らし切ることは出来ません。Luxman N100シリーズは真空管の利点からか音場の広がりと安定感を感じることが出来ます。もちろんJ.R.D.Gの組み合わせでの試聴は十分満足のいく結果を得られます。しかし何といってもJ.R.D.GのModel 8Tで再生すると音が豹変します。まるでWilson Audio のWATT-PUPPYに匹敵するエッジのたった音像を聴かせてくれます。レンジの狭さも感じず驚きました。是非皆様にも一度体験していただきたいです。フルレンジスピーカーの概念がきっと変わること請け合いです。105mでは残念ながらModel 8Tを使用してもここまでの音は出せませんでした。そして、前回は電源ケーブルの必要性を書きましたが、スピーカーケーブルも同様に重要です。J.R.D.Gのアンプを使用する時はCardas cable を試してください。高価な買い物になりますが、価格以上の効果が得られます。

 

AM-105mを試聴して(続)[2012年09月24日]

AM-105mは「響きの豊かさ」をテーマに開発・制作されています。特に「弦の響き」と「人の声」に焦点を当てているようで、フルレンジの特徴を生かし位相のズレは無く高SN比を見事に達成しています。また小型で仕上げの美しさも際立っています。これにマッチしたアンプやCDプレーヤーもコンパクトで上品なデザインを要求したくなります。今回選んだのはDENONのCX-3シリーズとLUXMAN のN100シリーズです。CX-3はSACDにも対応している現代的なレンジの広い再生音を醸しだします。一聴すると高域がややきつく感じられますが、105mの豊かな響きに助けられています。ROCK やPOPSにも十分こたえており、スピード感もダイナミックに再生してくれます。これに対してN100は真空管アンプの特徴を生かした上品な再生音を聴かせてくれます。50年代の古いレコードを再生するとノイズが気になることがありますが、105mは決して不快な音を出しません。私はオーディオマニアの一面も合わせ持っているので、105mの音に物足りなさを感じることもあります。ワイドレンジで低域がスピード感を合わせ持ち、あたかも演奏会場もしくは録音スタジオに自分が入り込んだ状況を求めます。しかし、音楽を純粋に楽しむには105mを選択すると思います。

J.R.D.G:Capri S + Model102 S

J.R.D.G:Capri S + Model102 S

さらに105mにJ.R.D.GのCapri S とModel 102 Sを組み合わせるとオーディオマニアにも納得の音場を再現してくれます。デザイン,サイズ共に105mにはベストセレクトですが、価格帯が大きく上回りどなたにもお薦めとは言えません。しかし、CX-3,N100いずれにも電源ケーブルをバージョンアップすると高密度な臨場感が得られますのでぜひお試しください。

 

AM-105を試聴して[2012年09月23日]

DENON:PMA-CX3 + DCD-CX3

DENON:PMA-CX3 + DCD-CX3

Luxman:SQ-N100 +D-N100

Luxman:SQ-N100 +D-N100

AM-105のユニットは10-cm,1-way,full-range driver unit(Vocal Driver-3) M-fibre cloth,polymer-coated diaphragm です。エッジはRubber-coated clothでフレームはDie-cast almuminiumで作られています。箱は12mm-thick 6-layer MDF piano finishで仕上げられており美しい。システムを組むうえで価格は重要な要因です。今回はDENONシステムとLUXMANシステムで試聴しました。・・・続く

今回から新たに機材の写真と説明をカテゴリーに追加します[2012年09月22日]

最初はamm sound lab のスピーカーです。

AM-101 とAM-105m

AM-101 とAM-105m

AM-101 シリーズとAM-105シリーズの2種類がメインです。マイナーチェンジが毎年行われ105から105iに改良され、現在は105mになっています。主な改良点はドライバーユニットだそうです。101 , 105 いづれも10-cmユニットのフルレンジのバスレフスピーカーです。サイズが異なっており、101は160(W)x220(H)x205(D)mmに対し105は170(W)x270(H)x220(D)mmと一回り大きくなります。また、インピーダンスは101が3 ohms、 105が4 ohmsで105のほうがアンプに負荷をかけなくてすみます。

両者ともに「音の響き」をメインテーマに作成されており、解析データーを中心にするのでは無くあくまでも試聴時の音楽の豊かなヒビキで作品を完成しているそうです。制作者の大村正則氏は47研究所や山本音響工芸などにユニットを提供しております。

AM-101 とAM-105m

AM-101 とAM-105m 前面

大村氏語る:今頃の録音はこの<HIBIKI>が無いのが多く疲れる。電車もゆっくり走ると景色が見えるが速いと見えない。楽しみが減った感じです。響きが足らないのはなぜか?不思議な考えで過去をあさっています。

当店舗ではamm sound lab の試聴および販売を行っています。お気軽に連絡をください。また毎月第3土曜日に開催している響きの館「軽子坂コンサート」にもぜひ参加ください。