NORDOST Valhalla 2 試聴記(5)[2013年08月18日]
ODIN tone arm cableを使って録音したCDーR(MFSL1-173 Bridge Over Troubled Water / Simon & Garfunkel)を持参して試聴してきました。最初は新宿にある家電量販店です。B&Wの50万円クラスのスピーカーで試聴A面1曲目 Bridge Over Troubled Water は出だしのピアノが快適な響きを演出してくれましたが、最後の徐々にボリュウムが上がってくるところでわずかにひずみが出現。B面の2曲目Baby Driverは十分楽しめました。ベースギターの引き締まった低音、ヴァイオリンの澄み渡った響き、パーカッションが埋もれることなく聴き取れました。B面5曲目のBye Bye Loveでは観客の拍手が下の方から両サイドにわたって響きますが、高低の表現はかんじられませんでした。ODINのSN比の高さや解像度の明快差は感じられましたが標準の域は抜け出しませんでした。我が家でもCD-RではLP再生のようにはいきませんので、CDの限界があるのかもしれません?次にAudio Unionに行き、ここではAVALONで試聴させていただきました。流石にB&Wと比較しますと一枚も二枚も表現に深みを感じます。遊び心で作ったCD-Rの3種類を聴き比べてみますと、1)太陽誘電MYシリーヅはきめの細かいモニター調の響き 2)同じく太陽誘電ですが1枚50円ほどのプリンタブルCD-Rは高域が明るくなり若干ハイアガリな音で情報量は低下しています。3)MFSLから出ている24Karat CD-Rはとても上品な音作りでいつまでも聴いていたい耳あたりのやさしい音色でした。
今日は2店舗しか回れませんでしたがODINの素晴らしさはCD-Rでは発揮できませんでした。・・・続く
NORDOST Valhalla 2 試聴記(4)[2013年08月15日]
NORDOST ODIN / Valhalla 2 / Valhalla の画像をアップします。
ODINのみtone arm cable で、あとの二つはRCA cable です。
二日間ひたすらMFSL1-173 Bridge Over Troubled Water / Simon & Garfunkelを聴き続けました。特にA面1曲目のBridge Over Troubled Waterそして、B面の2曲目Baby Driverを中心に試聴・録音・再生しました。三種類とも同傾向の音質です。ワイドレンジで、SN比が高くあまり癖がありません。わずかながらValhalla は高域に艶がのっています。巷で言われているほど低域が出なくはありませんでした。Referenceらしく素直な音質を得られるのはValhalla 2です。Cartridgeの個性もダイレクトに表現します。逆にODINはCartridgeの個性を押さえつけたODIN独特の響きで鳴らします。解像度の深さはODINが圧倒しており、他の2機種は残念ですがかないません。Bridge Over Troubled Waterの出だしのピアノの響きがまったく違います。・・・続く
NORDOST Valhalla 2 試聴記(3)[2013年08月12日]
昨日NORDOST Valhalla 1 のRCA-RCA Cableが届きました。このケーブルはe bayで見つけたものですが、NORDOST / Valhalla cableにWBT 0110 Cuのコネクターを取り付けたもので長さは50cmです。
ドイツのWBTで仕事をしている技術者が作業したそうです。仕上げが美しいですね。VPI Turntableに使われているTone arm cable (Tone arm からCardas / RCA Boxに伸びている白色のケーブル)これがVarhalla cableです。相性も良いはずで選択しました。これから試聴です。何分50cmしかありませんので取り付けには細心の注意が必要です。・・・続く
NORDOST Valhalla 2 試聴記(2)[2013年08月11日]
1)MFSL 1-017TEST PRESS盤PINK FLOYD / DARK SIDE OF THE MOON
2)MFSL 1-173 SIMON & GARFUNKEL / BRIDGE OVER TROUBLED WATER
この2枚を試聴用に選択しました。1)の聴きどころは心臓のパルス音、空港での人物の動き回る情景描写・アナウンス、原爆投下の異常なまでの音圧の高さ、時を刻む時計の針の緊張感、オルゴールの響き渡る音色の多色性とチェック項目は数えきれないほど存在します。最終的にはアルバム全体をとうしての一貫したストーリー性にあると思います。暗黒の世界から見え隠れする一筋の光(七色の虹)を再現できれば理想です。2)アルバム全編に響き渡る青春の苦い思い出と輝きを放つ短編集のような音楽、ほとんどがスタジオ録音のなかに収録されているライブ録音Bye Bye Loveで観客の拍手が左右・前後・高低を表現出来ればお使いのオーディオシステムは完成度が高いと言えるでしょう。アナログプレーヤーからスピーカーの設定に至る工程の全てが調和していないと再現出来ない「音の響き」がこのアルバムには存在しています。
この2枚のアルバムをtone arm cable のみを交換して比較試聴します。同時にA)Ayre QA-9とQB-9 192, B)TASCAM DV-RA1000HDとdCS Elger plus 1394 を使用した録音・再生音の比較試聴も行います。・・・続く
NORDOST Valhalla 2 試聴記(1)[2013年08月10日]
NORDOST Valhalla 2 Analog Interconnects(RCA-RCA)は先月発売された最新のリファレンスケーブルです。これまでのRCA or XLR PLUGはWBT製でしたが、新たにNORDOST製 HOLO:PLUG™に変更されています。
リファレンスケーブル Valhalla とValhalla 2は平行販売されるようです。価格は差別化されておりtone arm cable 1.25mはValhalla:28万円(税別)、Valhalla 2:46万円(税別)、Odin:120万円(税別)です。この暑い日々を過ごしているとめまいを起こしますが、NORDOSTの価格付けも十分めまいを引き起こします。
さて、今回の主役はValhalla 2 ですがOdin同様ケーブルの途中にwoodが付いています。外観はELECTORIのHPを見て頂くとして、新しいプラグは差し込むとカチィッと固定され外れにくくなります。逆に外すときは真直ぐ引かないと端子に傷が付きそうです。試聴用にお借りしたCable は2メートルほどの長さで、RCA-RCAのラインケーブルです。最初に感じたのはマッサラで、エージングに時間が係りそうな音の響きでした。レコード片面を再生すると徐々に響きが豊かになってきました。NORDOSTのケーブルはいずれもSNが良くノイズレベルの低下が得られ録音に向いています。・・・続く
SONY DSD Direct 使用感(追加)[2013年08月09日]
7月22日のblogで「DSD Direct Player を使う必要は感じられない。」と結論したが一部訂正します。
window 7でfoobar 2000をプレーヤーとして使用した時にDSFファイルの再生が可能でした。24bit , 44.1kHzのwave dataをDSD Directを使ってDSF64(2.8224MHz)に変換し、ここからAyre QB-9に信号を送ってやると音楽が聴けるではありませんか。もちろんDSD ネイティブではありませんが、十分に満足できる音質です。PCにはDSD64と表示され、Ayre QB-9にはfoobar 2000で設定した176(176.4kHz)と表示されます。ドライバーはASIO2.1で、DSDIFFには対応していません。Ayre QB-9DSDにバージョンアップすればネイティブDSDを再生できますので、同じ音源でどの程度音質の向上が得られるか楽しみです。
tone arm cableの購入計画(3)[2013年08月08日]
オーディオユニオンからNORDOST Valhalla 2 Analog Interconnects(RCA-RCA)の貸出OKの連絡をいただきました。
Tone arm cableではありませんが、音の傾向はつかめると思います。以前に試聴したNORDOST ODIN (RCA-RCA),今週末に届くNORDOST Valhalla(RCA-RCA)それに現行のTRANSPARENT Reference(RCA-RCA)との比較試聴が出来楽しみです。場合によってはODIN Tone arm cable or Valhalla2 Tone arm cableの購入になりますので、真剣に取り組みます。前回同様 MFSL 1-017 / DARK SIDE OF THE MOON TEST PRESS盤からの試聴ですかね。今回はお盆明けまでお借りできますので20枚ほど聴き比べしようとアルバムを選別しております。随時報告させていただきますのでblogを読んでいただければ光栄です。・・・続く
PCM・DSD 録音(5)[2013年08月05日]
そうなるとTASCAM DA-3000の購入は必要無いことになります。すべてはAyre / QA9proで入力し、TASCAM DV-RA 1000HDで録音・再生を任せることが可能です。しかしdigital 化作業はこれからもっと急速に進展するでしょうし、現時点でもDSD128を再生する機材は少なからず存在します。
TEAC UD-501 , KORG DS-DAC-10 , Mytek Stereo192-DSD DACなど、また
カナダBCIC Designのオーディオブランド「Resonessence Labs」製のDSD対応USB DAC 2機種を8月15日に発売する、価格はいずれも99,750円と決して高額製品ではありません。Mytek Stereo192-DSD DACはQB-9DSDに搭載されDACチップESS Technology ES9016Sと同等の32bit チップ(ESS Sabre 9016)を使用しています。ここからは希望的観測ですが、Ayre QB9DSDも近い将来ファームウェアのバージョンアップでDSD128に対応してくれると考えられます。
可能ならばDoPだけではなくASIO2.1にも対応してもらいたいです。
ゆえにTASCAM DA-3000の購入は今から準備しておくことが必要と思います。・・・もうあまりLPのdigital化作業に専念していられませんので。
私は音質・デザインを第一に考えて機材を導入してきましたが、digital 機器の進化速度はこれまでのオーディオ機器の常識では考えられないほど急速です。
Mytek Stereo192-DSD DACの多機能・ハイスペックを聴くとAyre がベストな選択であったか確信持てませんが、Ayre QA-9pro , QB-9DSDの作り出す「響きの館」は自信をもって提供いたします。
PCM・DSD 録音(4)[2013年08月04日]
録音だけでしたらQA 9proとDA-3000によるDSD 128のDATA化が最も高品質ですが、再生は貧弱です。DSD128はDA-3000でしか利用できません。たとえDSD 64であってもdCS Elger plus 1394で再生した方が高音質が得られます。もう一つ課題が残されています。DSD128で保存するにはDA-3000のSDHCカードまたはCFカードに保存しなければなりません。これらをPCに取り込み再生する手段として再生ソフトに何を利用するか?です。ASIO2.1方式によるネイティブ再生はfoober2000でDSD128まで可能のようです。http://fpga.cool.coocan.jp/wordpress/index.php/2012/04/05/foobar2000/
しかし、Ayre QB9DSDでの再生は出来ません。現時点ではQA9proとTASCAM DV-RA 1000HDでDSD64による保存が最も高品質であると思われます。・・・続く
PCM・DSD 録音(3)[2013年08月03日]
アクシスからのQB-9DSD発表内容をみて少し期待はずれでした。DSD 64(2.8224MHz)は利用できますが、DSD128(5.6448MHz)には対応していません。
DoP方式によるネイティブ再生のみで、ASIO2.1による再生はできません。ASIO2.1の方がPCにかかる負荷が小さく、音質にも有利との報告が多く見られていたので残念です。QA-9proはDSD64 / 128 はもちろんDSD256(11.2896MHz)にまで対応しているので余計なぜ?と思います。
一方TASCAMの方ですが、DV-RA 1000HDはDSD64までの対応です。dCS Elger plus 1394もDSD64までの対応です。DSD128に対応している録音機材はAyre QA-9proと今月末に発売予定のTASCAM DA-3000です。この2機種はいずれもDSD (BNC cable 3本仕様)接続が可能です。録音手順としてはQA 9proとDA-3000によるDSD 128のDATA化が最もハイレベルです。・・・続く