続TASCAM DA-3000(2)[2013年10月05日]
以前に取り込んでいたMFSL Beatles Box Set(24 bit , 44.1kHz)をこのUSBにコピーして再生を試みましたが上手くいきません。どうもフォルダーごとコピーしたのが原因のようで、wave dataの状態でコピーすれば再生可能です。もちろん24 bit , 192kHzも利用できます。DSD(x64 , 128)も瞬時に再生できました。一つ不便なのはフォルダーを認識しないので、アルバムごとに分類出来なく選曲に若干慣れが必要です。また、曲の配列も01・02・03 ~ 200およびa・b・c ~ zの順になってしまうのでタイトルの前に01-Please Please Me-01 I Saw Her Standing There ,01-Please Please Me-02Misery と数字を入れてやらないととても使い難いです。一度この作業をしておけば後は便利で、快適な音楽環境を満喫できるでしょう。市販のBeatles USB Model を凌駕する音質を手に入れられるのですから。・・・続く
続TASCAM DA-3000[2013年10月04日]
これまで録音を中心に書いてきましたが、今回は再生に焦点を充てて見ました。先ずメディアですが録音用はSD またはCFでしたが、再生用はSD , CF にUSBが加わります。ここで注意することはUSBもDA-3000でFormatingする必要があることです。逆に言えばそのままではBeatles USB Modelは聴けなく、PCを介すしかなく残念です。
USBのFormating は驚くほど速いです。Sandisk USBメモリ 64GB ExtremeをFormating するのに費やした時間は10秒足らずでした。Formating するとUSB MemoryはDA-3000の名称になり、これはSD , CF も同じです。このUSBにwave data , DSDIFF,DSF data をcopy してやれば試聴可能です。copyはPCで行いますが、Extreme はUSB3.0に対応していますので時間もそれほど取りません。さらに驚くのはUSB MemoryをDA-3000が取り込むのに要する時間で200曲(24 bit , 44.1kHz)約10Gで30秒ほどでした。・・・続く
Ayre / QA-9 pro,QB-9DSD[2013年10月03日]
先週の金曜日(9月27日)にQA-9pro , QB-9DSDの部品が届いた旨アクシスよりメールが入りました。遅れた理由はアメリカでの洪水の影響だそです。QB-9の方は社内検証も済み今週からは順次作業に入るとのことでした。QB-9DSDは最も早い人で4月に注文した方がおり、機材も預かっているそうです。私は7月注文ですので2番目ですかね?そうすると私のQB-9DSDも今週中には受け取れるかも。もう一方のQA-9は検証も済んでなくもうしばらく時間が係りそうです。もうすぐインター・ナショナル・オーディオショウ(東京:11月2日~4日、大阪:11月8日~10日)が始まるので、それまでには受け取らないと納期は何時になるか分からなくなりそうです。
その前にハイエンド・オーディオショーが10月11日~13日に有楽町であります。
TASCAM DA-3000(最終)[2013年09月30日]
音質はMacで24 bit,192kHz wave dataを再生し、Ayre/QB-9でD/A 変換した時を100とすると、TASCAM DA-3000での再生時(DSD x64)は80点に低下します。またDSD x128でも90点程でしょう。DSD x64でもdCS Elgerを介してD/A変換した時は100点より改善された音質を得ることが出来ました。おそらくAyre/QB-9DSDが導入されれば、DSDx64の音質も100以上が期待できるでしょう。さらにAyre / QA-9proの導入時には100点を若干上回ることでしょう?ここで示している100点はあくまでも情報量・空間表現・静寂感を表すものであり、「音の響き」にたいする満足度ではありません。常に音質評価に使用しているLPはDark Side Of The Moon/Pink Floydですが、なかなか暗黒の恐怖感を再現出来ません。私にはどうしてもメモリーカードの音には馴染めません。Hard discやCD-Rのエネルギー感あふれる「音の響き」に魅力を感じてしまいます。
結局はAyre / QA-9 proおよびQB-9DSDへのバージョンアップが必要なことになります。今日中(月曜日)にはアクシスに電話を入れて確認することにします。
次回はAyre / QA-9proの導入記の予定です。
TASCAM DA-3000(14)[2013年09月29日]
TASCAM DA-3000のより便利な使い方を考案してみました。単純ですが①:24 bit,192kHz data・②:DSD x64・③:DSD x128・を各々別の Card に保存します。現状では24 bit,192kHzのwave dataしかAyre/QA-9のA/D converterを利用できませんが、じきにDSDも扱えるようになります。そのうちwave data はSD Card,DSD dataはCF Card に保存します。
SD CardはそのままPCで波形編集し、編集済みdataも同じSD Cardに保存します。次にこのSD CardをMac miniに装着し、Sound Forge で再生してやります。この時に使うD/A ConverterはAyre / QB-9です。そこで再び録音をします、data はDSD x64 もしくはDSD x128で保存するわけです。今回のA/D Converter はDA-3000を利用しましたが、Ayre/QA-9proを使用すればかなりHi-Endで録音可能です。これにより得られるDSD dataは波形編集された試聴するには最適な状態のものになるはずです。①はOriginal Masterとして使用 、②はdCS/Elger での試聴用、③はdataとしては最上のもので、将来に向けての保存として使用します。・・・続く
TASCAM DA-3000(13)[2013年09月28日]
DA-3000で録音するためにはSD Card もしくはCF Cardをformattingしなければなりません。これはTASCAM DA-3000(4)で書きましたが、4G CF Cardで2~3分・8G SD Cardで1時間以上の時間を要しました。SD Card とCF Cardであまりにも必要時間に違いがあるのでさらに大きな容量で試してみました。36 G SD Cardに要した時間は何と4時間40分・16 G CF Cardはわずか18分で完了いたしました。このCardに24 bit , 192kHzのwave data を録音できる時間は7時間42分55秒/32G SD Cardであり、他方16G SF Cardには3時間52分23秒でした。機能的にはSD Card , CF Card 全く変わりはありません。なぜFormatingに差が出るのかわかりません。PC操作でwave data を消去しても、DA-3000本体でFileをdelete しても増加する録音時間は同じでした。そこで、TASCAM DA-3000で使用するCard は固定して利用することが大事です。録音したら1T Hard Discにコピーして波形編集をしてやり、その都度Card をFormatingするのは避けるのです。・・・続く
TASCAM DA-3000(12)[2013年09月27日]
Ayre QA-9 proは単にDSD録音が出来るだけでなくword clockを持ち合わせています。DA-3000との組み合わせではword clockは非常に魅力的です。 24bit , 192kHz~44.1kHz(wave data)で録音・再生時に効果があり、もちろんdCS Elgerともword clockを利用できます。dCS/Verona1394,Purcell1394を手放し後悔していたのでよけいQA-9 proの価値が高まります。一方Ayre QB-9DSDはPCでしか再生してくれないのではあまり魅力を感じません、DA-3000で十分満足しています。DSD再生機能にしてもDSD x64(2.8224MHz)のみでDoPにしか対応していません。TEACの501シリーズは安価ですが、ASIO2.1にも対応しておりDSDx128(5.6448MHz)まで再生してくれます。現行のQB-9の再生音はDA-3000とdCS Elgerの組み合わせに比べ魅力を感じ得ません。・・・続く
TASCAM DA-3000(11)[2013年09月26日]
DA-3000でアルバム8枚(Jazz,Rock,Pops,Classic,Vocal,Piano・・・)を録音して気が付いたことがあります。DA-3000はPCを使わずにwave dataを取り込めるので、PCでの作業も波形編集をするのみです。最終作業にCD-Rの作成はPCで行っていますが、これもRA-1000HDで行う方が効率は悪くなりますが音質重視するならば選択肢のひとつになります。そこで波形編集した後DA-3000で再生してやります、これをRA-1000HDのdigital 入力端子に送りCD-Rを作成します。確かに音質は改善したように感じます。Track number はコピーされますが曲タイトルやアルバム情報を入れることはできず、非常に不都合が生じます。やはりCD-Rの作成はPCで行うのが最適のようです。ではDA-3000で再生してやるwave data は24 bit , 44.1kHz ~ 192kHzのどれを選択したらよいか疑問を持ちます。これまでの経験から24 bit, 176.4kHzが最良と考えていましたが、これですとdCS Elgerによる再生は出来なくなります。次に88.2kHzで録音してみましたが44.1kHzよりワイドレンジで情報量も多くなり確かに音質改善には有効ですが、あまりにも中途半端な設定なので素直には選択し辛いです。ここは割り切って24 bit,44.1kHzを採用しました。・・・続く
アクシスからは何も連絡がありません!!Ayre にはもう期待できないのかな?
TASCAM DA-3000(10)[2013年09月23日]
QA- 9をA/D converter として利用し、DA-3000で録音しました。DA-3000で本体再生した結果は以下の通りです。
24 bit , 44.1kHz :とても元気のでる「音の響き」
24 bit , 96kHZ : 見晴らしの良い、素直な「音の響き」
24 bit , 192kHz : ワイドレンジで限りなく広い音場・情報量の多い多彩な「音の響き」
24 bit , 192kHzの「音の響き」を聴いた後に24 bit , 96kHzの「音の響き」を試聴すると、音楽会場のスペースが狭くなり音も若干こもった印象を持ちます。しかし24 bit , 96kHzの音源をdCS Elger plus 1394を通して再生するとこの印象は一掃されます。実体感を伴った倍音をも聴き取れる魅力あふれる「音の響き」が得られます。残念ですが、Elgerでのdigital in (RCA , AES/EBU)端子は24 bit , 96kHzまでしか対応できないのが悔やまれます。
TASCAM DA-3000(9)[2013年09月23日]
Ayre QA-9とTASCAM DA-3000をAES/EBU接続(digital)することにより、DA-3000のa/dではなくQA-9のa/dを利用するのです。録音レベルはQA-9で調整し、DA-3000のDIGITAL VOLUMEは 0 dB にします。またQA-9とDA-3000のサンプリング周波数を同期させる必要があります。DA-3000にはサンプリングレートコンバータ―を搭載していますが、ここで使用する必要はありません。QA-9はWORD CLOCKの入出力端子を持っていませんがDA-3000と同期させることは可能です。しかし厳密に同期させるにはQA-9をQA-9 proにバージョンアップする必要があり、やはり我慢することになるのです。QA-9 proになれば録音はDSD(2.8224MHz or 5.6448MHz)が可能になります。DA-3000のA/Dで録音した時は本体での再生音は「並」でしたが、QA-9のA/Dで録音した時はワンランク アップしていました。これならdCS Elgerを通さづDA-3000で直接再生しても十分「音の響き」を楽しむことができます。そこでDSD(5.6448)の録音に挑戦?まだQA-9 proではないので我慢・我慢・・・続く