8月中にAyre QA9 およびQB9のアップグレートが完成する予定でしたが、アクシスからは連絡が来ません。まだ、アメリカから部品が届いていないようです。31日にはTASCAM DA-3000の発売です。QA9 proが来ないことには何も始められません。困りました・・・

Junction Box XLR
Cardas Golden Ref.

結局プレーヤーのセットアップに３日間を費やして、TARGET　STANDの調整からVPI/Scout Masterの設定まで最初からやり直しました。しばらくぶりで、調整方法を忘れていることも少なくありませんでした。マニュアルを読み直して思い出しながらの作業はとても充実し楽しいものです。私が最初に試聴するレコードは常にJohn Denver / GREATEST HITS　RVP-6122で30年以上続いています。たんに愛着があり、毎週１回は試聴していますので「響き」を覚えているからです。記憶どうりの「響き」を再現できれば合格です。VPI/Scout Masterには３本のトーンアームを使用していますので、その都度針圧の調整・アームの高さ・平行の調整を施します。なかなかJUNCTION BOXのエージングまでには時間がかかりそうです。・・・続く

Junction Box XLR

トーンアームの接続部に水準計を載せて確認します。何分木ネジによる取り付けなので幾度となく締め付けの調整が必要です。これでトーンアームの水平が維持できるのか不安でなりません。次はいよいよトーンアームの設置ですがJunction Boxの交換をしただけですので、理屈の上ではトーンアームの調整はいらないはずです。しかし実際は調整が必要でした。アームの設置はピンポイント・スパイクですので、調整は非常に厳密に行う必要があります。アームがプラッターに対して水平なのは当然ですが、アーム軸に対しても左右平行にバランスを取る必要があります。

Junction Box　XLR

ここまでに要した時間は２時間ほどです。ここからは普段道理のCartridgeの取り付け・針圧の調整・再びアームの高さ調整、これらを順番に繰り返し設置位置を決定していきます。ところがどうしてもアーム軸に対しても左右平行が取れません。木ネジ止めの水平だしに問題があるとしか思えません。少しイラツイテ来ましたので作業はここでいったん休止で、この後は明日にします。アナログプレーヤーの設置・調整は気長にやらないと後で後悔します（これは長年の経験から学びました）。・・・続く

Junction Box

Junction Box

次にJunction Boxをトーンアームに取り付ける前準備です。Junction Boxから外枠のカバーを外してこれをトーンアームの側盤に取り付けます。画像の後ろに写っているのが側板で右にトーンアームの接続部、左側に空いている２つの小さなねじ穴がJunction Boxの取り付け位置です。

次の右側の画像はXLR Junction Box を取り付けたものです。

XLR Junction Box

これで前準備は完了です。ここからキャビネットに取り付け作業になります。トーンアームの接続部には驚きましたがネジ止めです。ごく普通の３本の木ネジです。ROKSAN/ TMSとは雲泥の差です。本当にこれできちんとした精度を維持出来るのですかね？コスト削減？国民性？
どうしようもないので取りあえず水準計で調整しながら元の位置に取り付けました。・・・続く

Junction Box

Junction Box

これまで私用してきたRCA JUNCTION BOXと今回購入したXLR JUNCTION BOXを対比してみました。どちらも内部配線はNORDOST / Valhalla仕様です。JUNCTION BOXを取り外すためにトーンアームをキャビネットから外す必要があります。作業時間はここまでに30分ほど係りました。

留め金

作りはRCA仕様の方が美しく・しっかりしています。esoteric輸入代理店を経由しているせいですかね？XLRの方はアメリカのElusivediscで購入しました。取り付ければ目立ちませんが、一部塗装が剥げていました。できればesotericで取扱かって頂きたいが、価格が跳ね上がるのは勘弁してほしいです。・・・続く

VPI HW-JMWBXV(JMW-XLR JUNCTION BOX VALHALLA WIRING *VPI*)を受け取りました。注文をしたのが日本時間の火曜日夜ですので、中２日で届いたわけです。料金は商品代:＄350.00　送料(DHL):$50.00合計$400程でした。

HW-JMWBXV

HW-JMWBXV

ほんとに便利な世の中です。取り合えず画像をアップしました。上部に記載されているJMW MEMORIAL TONEARMはRCA JUNCTION BOXとまったく同じです。しかしRCAの方は左側面にVPIロゴとmade in usaと印刷されていたのに、今回購入したXLRの方は何も記載されていません。

HW-JMWBXV

この画像は裏面になり、小さく見える2つのビスアナがトーンアームと接続されます。RCA JUNCTION BOXと比べると一回り大きいです。明日比較写真をアップロードします。もちろん取り換え作業の画像もアップします。・・・続く

ODINの試聴は入出力共にRCA端子でした。これがXLR端子に変更されると「音の響き」はどう変わるのか？非常に楽しみで期待が膨らみます。さらに情報量が増え・音像の定位・音場感の広がり・ノイズの低減いろんなことが想像できます。しかし、HW-JMWBXVの情報がほとんどありません、ネットで探しても画像のみです。さらに不安なのは取り付けです、今使用しているJUNCTION BOXはRCA出力端子で、当然サイズも一回り小さそうです。アームの取り外し、JUNCTION BOXの交換、新たにトーンアームの設置などなど調整しなければならないことがたくさんあります。JUNCTION BOXのエージングにはどの程度時間が必要なのか？tone arm  cableはODINなのか？どんな「音の響き」が得られるのか？不明点ばかりです。HW-JMWBXVは今日届きます、これに今所有しているXLR-XLR cable Cardas / Golden Referenceを取り付けてしばらく試聴してみます。次にODIN , Valhalla , Valhalla 2のXLR-XLR cableを試してみようと思います。注文はそれからでも遅くはありません。・・・続く

ODINの素晴らしさはpink floyd / Dark Side Of The Moonを聴けば歴然です。暗黒の世界から一筋の光が射す輝きは言い尽くせません。暗闇の表現・狂気・混沌・破壊の情景を垣間見ることが可能なのです。そこから人類の未来・希望が生まれてゆくさまは圧巻です。もう音楽・オーディオの枠を超え、思想の世界に飛び込んでしまった感です。
ところがアナログで直接LPを試聴しているのと、digital化した音源を聴くのではまったくその印象が変わります。音の響き・情報量にそれほど違いは感じられません。表現の仕方・心の奥底から感じる恐怖感が得られないのです。・・・続く

tone arm cable 端子の形状をarm側・phono EQ側双方をXLRで試したくVPI HW-JMWBXV(JMW-XLR JUNCTION BOX VALHALLA WIRING *VPI*)の購入を決めました。DHLを利用すれば金曜日(8月 23日)に届きます。こちらも合わせてご報告します。

RCA-XLR変換アダプターの利用をさらに広げいろんなcableで試してみました。Tone arm側はRCAで、Phono EQ側をXLRに変更しての試聴です。
A)RCA-RCAとRCA-XLRとの比較
1:Valhalla 特有の高域の華やかさがさらに増している。
2:Valhalla 2　もともとリファレンスらしい癖のない素直な音作りですが、さらに透明度が上がった。
3:TRANSPARENT / Reference　試聴した唯一のTone arm cableですが解像度の低下が認められた。
B)RCA-XLRで試聴
4:Cardas / Neutral Referance　Valhalla 2と同系の響きが得られる。
5:MIT / MI330　エネルギー感は減少するものの、Valhalla 2 に似た癖のない聴きやすいCableです。
6:GOLDMUND　高域が華やぎ、低域はタイトな音作りです。
C)Cable自体がRCA-XLRで作成されているもの
7:MIT / MI330 Shotgun　特注品ですが、MITのコネクターで作られています。個人的にはもっとも気にいったCableです。
総括するとJ.R.D.G / Phono EQはRCAよりもXLRのほうが解像度・音場感が高められ使い易くなりました。若干ですが、低域がふくれた印象を持ちました。しかし当初の目的であるODINには足元にもおよびません。・・・続く

NORDOST Valhalla 2の試聴も今日までです。最後にValhalla 2をRCA-BAL変換プラグを使用してPhono Preに入力してみました。J.R.D.G / Phono Preは入力をBal とRCAの２系統で利用できます。普段はTMS / ROKSANでBal入力、VPIでRCA入力を使用しています。CartridgeはBal 仕様ですので本来はBalがメインになるのが理想ですが、Arm側やPhono Pre側の端子がBal仕様は少なく特にArm 側はDIN端子が主流です。もっとも多く使われているのはDINーRCA、次がRCA-RCAですかね。使用しているVPI/Scout MasterはRCA出力ですが、Bal出力もオプションで用意されています。価格も＄400.00ほどなので購入してみようと思います。音質ですが、Balの方が情報量・解像度・SN比は優れているように感じます。しかし、音のち密さではRCAが勝ります。NORDOSTのarm cableは端子の形状をDIN, RCA,XLRから選べるので悩みます。・・・続く