Beatles の録音(3)[2013年01月19日]
そこで音質ですが、Yellow PARLOPHONEのmonoural盤・stereo盤ともにa/d converter APOGEE miniを使って24 bit , 44.1kHz の録音が最もエネルギッシュで、生々しい音場感が得られて好みです。しかしMFSL 盤・TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES盤はa/d converter Ayre QA9を使用し24 bit , 192kHzで録音するとレンジがワイドになり情報量もより多く聴き取れます。その代りエネルギーは薄くなります。結局は好みですが、Beatles は24bit , 44.1kHz が「最も良い響き」だと思います。Cartridge はYellow PARLOPHONE・MFSL 盤・TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES盤いずれもSHELTER Model9000が相性の良い響きを聴かせます。もちろん、monoural盤はModel501 Ⅱ(mono)です。今は試聴できませんが、あらゆるBeatles レコード再生においてはRyra / TITAN の音が理想でしょう。
Beatles の録音(2)[2013年01月18日]
Yellow PARLOPHONEも素晴らしいですが、TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES も魅力的なアルバムの一つです。このシリーズは、新たにトラックダウンしなおした2トラック・マスターテープからハーフスピードカッティングされたそうです。今回録音したアルバムはABBEY ROAD (EALF-97001)STEREO 録音です。MFSL盤はORIGINAL MASTER TAPE からhalf speed cuttingされていますのでPRO-USE SERIES とは響きが違っていますが、情報量も多く・ち密な音作り・可聴帯域の広さ等傾向は似かよっています。若干エネルギー感が薄く・響きも減った印象です。しかしMFSL盤・PARLOPHONE盤などは盤の状態が良好なものは少なく価格も高価であるが、TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES は盤質の良いものが入手可能で魅力あります。可能ならば私もColecter item に加えようと思っています。Gold PARLOPHONE も一度は聴き比べしたいですね。
Beatles の録音(1)[2013年01月17日]
昨年の12月24日発売のBeatSound Special Edition( BEATLES 音盤)に当店舗の記事が掲載され、おかげさまでLPのdigital化作業の注文が増えています。私はMFSL盤のBeatles を聴き虜になった人間であり、決して根っからのBeatles colecter ではありません。先日UK オリジナルアルバムのモノーラル盤を録音する機会に恵まれました。Yellow PARLOPHONEといわれる盤だそうです。これは2nd Press で1st Press はGold PARLOPHONE といい非常に高額なようです。録音時はMonoural Cartridge SHELTER Model501 Ⅱ(mono)を使用し、プレーヤーはVPI / Scoutmasterです。試聴以前の漠然としたイメージは情報量は少ないが、音圧が深く線も太いといったものでした。50年前の録音ですし、MFSL に比べ音場感・音像感・SN比全てにおいて劣るものと思っていました。これはまったく的外れな考えでした。確かに音場・音域は狭いですが、情報量は少なくありません。Ayre QA9/QB9で録音再生した音の響きはMFSLとは異なっていますが、十分魅力的です。Beatles USB Model (24Bit , 44.1kHz)を凌駕する出来栄えです。
Ayre QA9を利用して[2013年01月14日]
Ayre QA9の使い勝手は仕方ありませんが、得られる音質は最上のものです。私はこれまで20余年に渡りLP records の録音を趣味としてきました。圧倒的にNakamichi 1000 + 1000p によるDATへの録音が素晴らしかったです。よく言われますが接触型(DAT)と非接触型(CD)では音質に差があります。これは、digital と analogue 間においても同様です。SN比は非接触型に有利ですが、音の密度・実在感は接触型の方が好みです。USB audio はハードディスクがSSD では非接触型ですが、一般的には接触型になります。今回の録音は192kHz ではUSB Flash Drive(SanDisk/ Extreme USB3.0)を使用し、44.1kHzでは通常のハードディスクを使いました。当店のシステムではメディアによる音の差は感じられませんでした。Ayre QA9で録音し、Ayre QB9で再生した音質はNakamichi 1000 + 1000pの組み合わせに匹敵します。ファイルの加工・編集は当然Ayre QA9+QB9に軍配は上がります。MFSL レコードのエンドレスな録音作業が再び出発地点に戻ってしまいました。さて、Cartridge はどうしたものか?悩みは尽きません。来週からはBeatles (MFSL)特集をお届けします。登録者にはwave dataを提供しますので、奮って参加下さい。
外は大雪です。電車も運休が増え続けていますので今日は帰宅します。
Ayre QA9を利用して[2013年01月13日]
さらに、Ayre QA9は24bit,192kHz で取り込むとレコード1面を録音出来ない事もしばしばあります。アルバム1枚を取り込むとファイル5Gも消費します。ファイルの保存にも時間がかかり、波形編集にも影響が多く出来れば24bit,44.1kHz のほうが作業しやすいです。しかし、24bit,192kHz でないと満足できないアルバムがあるのも事実です。Beatles などのRock music は44.1kHz の方がエネルギッシュな再生音を響かせます。室内音楽・器楽曲・声楽 など小編成のClassic は192kHzでないと、音場感が狭くなってしまいます。Ayre QA9は困ることに録音条件を変更するたびにパソコンの初期化が必要なこともあげられます。sound forge と一緒にサウンドデバイスの変更も必要です。もう少し使い勝手が良ければと思います。・・・続く
Goldmund Reference MkⅡの新居[2013年01月11日]
Goldmund Reference MkⅡは横浜に嫁ぎました。理想的なシステムに組み込まれ満足しています。Cartridge はもちろんLyra/TITANです。Phono Pre はピーター・マーレス氏が開発した空中配線を施して作られたConnoisseur 2.0である。これこそがこれまで私が出会った究極のPhono Pre です。入力はLINE 1系統のみ出力もLINE のみで、Rec out はありません。Power AmpにはJEFF ROWLAND DESIGN GROUPのModel 9を使っています。そしてSpeaker はWilson Audio / System 7です。Speaker とPower Amp は我が家と同じメーカーです。Phono がJ.R.D.Gなので再生音は大分異なります。Goldmund Reference MkⅡは我が家のシステムでも驚愕の響きを聴かせてくれましたが、さらに温度感の高い・濃い密度を持ちながらも、精緻で音場の広い再生音で音楽を楽しませてくれます。TITAN の音質はタイトで、冷たいイメージを持っていましたが間違っていました。TITANにHarmonyの艶を加えた理想的な響きを奏でてくれます。参りました、完敗です。唯一の欠点は使い勝手が限定されることぐらいでしょう。さてこれから自分はどちらに向かって歩むのか?
試聴ルームを更新[2013年01月10日]
まだ、画像のみですが(MFSL Victor press )MFSL1-001 からMFSL3-530までアップロード完了しました。一部画像の抜け落ちているものは、ほとんどがCasset Tape Onlyで、残りはTest Press Only もしくは未発表のタイトルです。これからは各レコードごとにカード型データーベースを構築し、ジャケット・楽曲、・音声データを追加して行きますのでご期待下さい。
今年もお付き合い下さい。[2013年01月10日]
昨年は大変楽しく、有意義な一年を過ごせて皆様に感謝しております。
特に、8月末から開始しましたホームページの開設からは大勢の方々にdigital 化作業のご依頼を賜り光栄の至りです。
私のつたないブログを読んでいただけるだけでもうれしいです。今年は更なる飛躍の年にしたく努力いたしますので昨年同様ご贔屓のほどよろしくお願いします。
Goldmund Reference MkⅡ(最終)[2012年12月29日]
何とか必要最小限の録音までたどり着きました。追加の2枚はEarl Klugh , Chuck Mansioneを選びました。
7)1-065 / Led Zepplin Ⅱ / Led Zepplin
8)1-147 / Lee Ritenour / Captain Fingers
9)1-177 / Some Day My Prince Will Come / Miles Davis
10)1-076 / Late Night Guitar / Earl Klugh
11)1-068 / Feel So Good / Chuck Mansione
最後の〆はMJQ です。
12)1-090 / Live At The Lighthouse / Modern Jazz Quertet
これで、今年1年の仕事納めとなりました。
皆様 善い新年をお迎え下さい。 Enjoy The Music! Hiroshi Amano
新年は1月10日(木)からの営業です。
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月28日]
今は年内最後のLP digital 化作業を終えCD-Rを送り出し、Goldmund Reference MkⅡで録音するアルバムを選別しています。MFSL の中からTEST PRESS 盤を先ず選別しました。MFSLのアルバム画像を見ていると次々と選択数が増えていき40枚にもなってしまい、好きな録音を中心に再選別してみました。
録音ソフト(MFSL:TEST PRESS 盤)
1)1-158 / What’s New / Linda Ronstadt Rec 済
2)1-126 / Hotel California / EAGLES Rec 済
3)1-017 / The Dark Side Of The Moon / PINK FLOYD Rec 済
4)1-087 / I Robot / Alan Persons Rec 済
5)1-088 / Deja Vu / C.S.N & J Rec 済
6)1-077 / Close To The Edge / YES Rec 済
7)1-065 / Led Zepplin Ⅱ / Led Zepplin
8)1-147 / Lee Ritenour / Captain Fingers
9)1-177 / Some Day My Prince Will Come / Miles Davis
あと+2枚くらいは録音できそうです。 もうひと頑張り!!