Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月27日]
Goldmund Reference MkⅡを利用できるのは残り2日間です。年末のdigital 化作業に追われMFSLレコードの24bit 化はなかなか進みません。最小限でもMFSL Beatles Box Set の14枚はHarmony でdigital化します。Carmen の3枚組も頑張ります。TEST PRESS 盤は何を選ぶか迷っています。贅沢な悩みですが、結構深刻になっている自分がおかしく思えます。Harmonyはますます快調で、聴き入ってます。
BEATLES 音盤に掲載[2012年12月24日]
12月24日発行 BeatSound Special Edition にMFSL Jackets が掲載されました。p83~p87:5ページにわたり「解き明かされる真実」 Text:三浦孝仁 先生 写真提供:Disk Audiophile 記事が掲載されています。三浦先生がMFSLの生い立ち・歴史・マスタリングにかける情熱について解説をされています。三浦先生はMFSLを日本に持ち込まれた第1人者です、ぜひ一読下さい。当店舗でも10部ほど購入いたしますのでご利用下さい。また、p111にもこだわりの専門店として、紹介されていますので合わせて購読下さい。天野 洋
響きの錬金術物語(最終)[2012年12月24日]
更に、響きの調整としてニスの存在が大きく考えられます。今もって謎の部分がこの部分です。再現できない。外観などの形状などを持って計測しても、この響きの調整薬は如何なるものか。謎、多きバイオリンの響きの一説です。これが響きの錬金術といわれる言霊かもこの応用は現在の音響設計にも生きています。それはスピーカーの振動板の素材です。それに、音響調整響きの薬味がそれにあたります。それと、エンクロージャーなどの外部塗装などにもその内容が反映さています、それが素材であり、響きの調薬である事は今も昔も変わらない事かも、人間の叡智は今も昔も変わらない自然な響きを追い求めて今にあると考えれば響きの錬金術も面白くもあり、楽しくも有りです。・・・完 大村 正則
2013年は新テーマでお届けしますのでご期待下さい。
響きの錬金術物語(7)[2012年12月17日]
その意味で、現在の音楽の響きがバイオリンの影響が多彩な音楽表現による大きな、ささせえ、になっている事がわかります。バイオリンは今の音響工学から見て大変興味があるものです。胴体に張られた弦を擦って、胴体にて音響的に増幅する楽器、この胴体が何故この形なのか、今、から考察するに音響的感知から興味がありますが、基本的に弦を一定の音響バランスで自然減衰させる自然な形態から来ていると考えられます。例えばこの胴体が四角の状態ですと定在波が発生して綺麗な倍音が出ないと、考えられます。この原型は自然な形態として瓢箪の形状がヒントとしてあり、その流れを汲んで進化して今のバイオリン族の形状に落ち着く事になります、叉、ギターもこの形に近い形で進化している事は。どこか共通な響きの原点があると考えられます。ここで、バイオリンの響きに話を戻しましょう。この音響的デザインを追ってみますと、増幅器が無い時代の再生音響機材に共通構造にあることが判ります。振動を胴体の箱状にて増幅して発生する考えは同じ原理である。このことから、バイオリンは音響工学としてかなり古い歴史を持って進化してきた事がわかります。胴体の素材もその時点で最高の知識で選択されその素材がイタリアの北部に存在した事もバイオリンの発展に大きく影響されています。・・・大村正則
年末・年始の予定[2012年12月15日]
今年も早いもので、残すところわずか2週間です。ホームページが8月末に出来、4か月の間に多くの方々からdigital 化の依頼があり感謝しております。これからも、頑張って店舗を維持していきますので、よろしくお付き合い下さい。
12月29日(土)22:00まで営業します。
1月10日(木)11:00より営業します。
なお、レコードのdigital化作業は年内受付を終了いたしました。
年明けにお申込み下さい。 天野 洋
ブログの更新は続けますのでご覧ください。
響きの錬金術物語(6)[2012年12月10日]
5) バイオリンは弦楽器の中で擦弦楽器に属され,弦を擦る事で響きを発生する楽器です。その源は、フィドル等が上げられます。その頃の、音楽楽器は弾く楽器が多くその源が、リュートと言うギターの原型の形をしたものが中心でした。貴族のサロン演奏ではそれなりの演奏の響きでしたが、宴などで大きな音響パワーが必要になると、音楽的に含めて物足りなさが、出てきました。室内楽も大きな編成になると表現豊かな楽器が望まれる様になり、そうして生まれたのが擦弦楽器のバイオリン族です。基本はバイオリンの高音部ヴィオラの中音部、その下のチェロ、コントラバスが出現しました。この楽器で演奏形態、表現が大きく変わる転換期になり、音楽の演奏規模が変わるきっかけとなり、作曲家もそれに合わした、創作に変化して響きの内容が色濃くなりました。つまり、オーケストラの響きが出来つつあり、弦楽器の多数の楽器採用で響きの倍音が更に増すことになります。 ・・・大村正則
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月08日]
それにしても、たかがクランプでこんなに音が変わるとは驚きです。オーデイオはほんとに奥が深いものです。Goldmund Reference MkⅡを使い始めて10日ですが、教えられることばかりです。現況でGoldmund Reference MkⅡを手放すことなど考えられません。購入を考えても資金はありません。もちろん収入がない現状ではローンすら借入出来ません。残された道はオーデイオ機材の売買および長年集めてきたレコードの販売ですか?取りあえず一番高値で売れそうなのは未開封のLed Zeppelin Road Case 1st かと?e-bay で以前調べた時は$6,500.00でした。MFSL盤もそれなりに高額で売買されています。特にUHQR盤のPink Floyd / Dark Side Of The Moon Sealed が$3,000.00、TEST PRESS 盤ではEagles / Hotel California ,Led Zeppelin / Ⅱ, Miles Davis / Someday My Prince Will Come , YES , Queen , Deja vu , Beatles , 購入価格が最も高額であった WOODSTOCK などなど約100枚ほど、これに加え複数枚所有するUHQR やMFSL 盤を手放すか?・・・続く
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月07日]
Goldmund Reference MkⅡの専用クランプ
私はgoldmundクランプをブラック・シルバーと2種類を所有していましたが今回Goldmund Reference MkⅡに付属していたゴールドは初めて見ました。最初に購入したブラックのクランプはGOLDMUND CLAMP と記載されており価格は中古で2万円程と記憶しています。単なるレコードのゆがみを抑えるだけではなく、飛躍的にSN比を高めてくれ感動したものです。シルバーは後から追加購入しました。価格は4万円程に値上がりしていました。表示が若干変更され、GOLDMUND RELIEF CLAMPとなっており、重量も増しています。効果のほどは変わっていませんでした。今回試したGOLD CLAMPは重量も3倍以上に増加しており、その効果たるや絶句させられる代物です。当時の価格も突出しており15万円だったそうです。いまでも、購入希望者は少なからず居られるようですが、手放す方が皆無で入手は難しいのが現状です。Goldmund Reference MkⅡを利用するにあたり、GOLD CLAMP を使用しない時は当然音質の低下を招きます。他方GOLDMUND STUDIETTO やVPI を利用する時にGOLD CLAMPを利用するとこれまた効果絶大でした。ブラック・シルバーの材質がアルミ削りだしなのに対し、GOLD は真鍮の削りだしで中心部にシリコンを充填した構造を取っています。amm sound lab の大村氏に見てもらったところ、スピーカーの箱の共振を抑えるのと同じ理にかなった構造であるとのことでした。amm sound labで制作を考えてくれるようです。低価格で購入可能なら一押しのアナログ商品になること間違いなしでしょう。
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月06日]
火曜・水曜と2日間は12月8日開催のLennon特集のための準備を兼ねてGoldmund Reference MkⅡでレコードの録音をしました。MFSL records は一部ですが24bit , 44.1kHz および24bit , 192kHz の両方で取り込みました。44.1kHzはapogee mini で、192kHzはAyre QA-9を使用しました。ここでも、Goldmund Reference MkⅡの素晴らしさが実証されました。John Lennon / imagine のMFSL gold CDと比較試聴しても歴然たる情報量の違い、ステージの広がり、音の揺らぎのなさ、響きの豊かさいずれを取り上げてもGoldmund Reference MkⅡの圧勝です。さらに、ここで録音したハイレゾデータの再生でさえもMFSLに肉薄する出来栄えでした。もうGoldmund Reference MkⅡの欠点を見つけて購入を諦めるのは不可能な気がします?こうなると、次の一手はいかにして購入予算を捻出するか?に絞られます。・・・続く
響きの錬金術物語(5)[2012年12月03日]
4) 演奏現場の歴史的背景変化は、前に少し述べましたが、音楽が、まだ貴族社会のものであった時代、簡単なサロン演奏会が、お抱えで演奏され贅沢な光景が覗えます。そのための作曲家、演奏家が専属で、響きの良い館で、宴とともに展開された時代は、今のオーディオファイル以上に、うらやましい限りです。再生音楽でなく、生の音楽を響きの館で演奏された事は、今、もってありえない優雅な時代と思います。室内音楽ではあるが、響きは確かなものであった事は確かでしょう。
そのころに、イタリアの北部にバイオリン族の基礎的集団が発達して、今日のバイオリンの基本を構築したのも1500年代から1600年代でした。弦楽器の中でも擦弦楽器は多彩な響きの源を現在に提供しています。様々な楽器の中で、今日、楽器の女王として君臨するには、それなりの伝説があります。ここが響きの錬金術の面白いところです。バイオリン等の聖地として、クレモナが有名である。これは、この地にアマティー、ガルネリ、ストラディヴァリウス等の製作工房があり、ここを中心にそのころのバイオリンが発達した事にあります。この件は色んな文献で研究され今に至っていますが、謎が謎を呼び益々、興味をそそる部分でもあります。しかし、何故こうもバイオリン族が興味にそそるのか、それは、他の楽器と違い骨董的価値であるが今でも音響的価値があること、更にまだ現役で良い響きを奏でる事が出来るにあります。他の楽器では300年の歴史でもって良い音質(響き)を魅了するものは、そうありません。
バイオリン族の歴史的背景は、色々ありますが今の形はイタリアのクレモナで完成されたとされ、その後もこの上を行くデザインは出てきていません。ここで、演奏楽器、バイオリンの響きに関して少し音響学的に探究することにしましょう。・・・大村正則