44.1 , 88.2 , 96 , 192kHz,24bit で録音(4)[2012年11月12日]
D)RME fireface UCX で録音し、RME fireface UCX で再生した時
44.1kHzから192kHzまで全て再生可能でした。音質は細身ながら音場感は豊かで低域も締まっており、CartridgeにModel 901を使った時の聴こえ方です。44.1kHzよりも96kHzのほうが音場感が増し、情報量も増加しています。他と同じように192kHzの良さは感じられません。
4:まとめ
・サンプリング周波数は96kHzで録音するのが最も効率が高く、192kHzにするメリットは少なく、データ量の膨大なことを考えると現状では不必要に思われた。
・響きの豊かさを比べるとAyre QB-9が最も高く、次いでapogee ME , RME fireface UCXと徐々にスリムになっていく。このあたりは好みで分かれるでしょう。
・私の個人的な趣向では録音はapogee MEで96kHz , 24bit で行い、Ayre QB-9で再生するのが一番好ましく感じました。
・beatles の USB バージョンは44.1kHz , 24bit で録音されていますが、Ayre QB-9で再生してやると、remaster CDとは別次元の解像力で情報量の多さに驚かされます。しかし、私にはどうしても弦の響きが強すぎて全体のバランスに納得できません。beatles に限って述べるならば、Mobile Fidelity Sound Lab のLPをSHELTER HarmonyのCartridgeを使いAPOGEE ME で96kHz , 24bit で録音し、Ayre QB-9で再生するのが一番だと自負しております。もちろん、SHELTER Model 9000やModel 901の方が良い曲も少なからず存在します。・・・続く
44.1 , 88.2 , 96 , 192kHz,24bit で録音(3)[2012年11月11日]
3:音質
A)apogee mini MEで録音し、apogee mini DACで再生した時
44.1kHz:ギターの音が鮮明になり、スネアドラムは後ろにさがり、曲全体での印象は音場感が広がり音像感はスリムな筋肉質で、情報量はあまり多くは聴き取れない。これが、96kHzになるとギターとスネアドラムの音がほど良く調和され、情報量も増えている。192kHzにサンプリング周波数を上げても効果のほどは認められない。
B)apogee mini MEで録音し、Ayre QB-9で再生した時
apogee mini DACに比べると圧倒的に低域の音圧が上がり、スネアドラムの響きをドスドスと体感できます。傾向としては、Cartridge にSHELTER Model9000を使用した感じです。サンプリング周波数も96kHz で充分響きの良さを実感できます。
C)apogee mini MEで録音し、RME fireface UCX で再生した時
44.1kHz:ギターばかりが目立ち、曲全体のイメージも高域がキツク感じられます。音像感・音場感いずれも響きが少なく、物足りなさを感じます。88.2kHzでは情報量が増えてはいますが、やはり満足は出来ません。・・・続く
44.1 , 88.2 , 96 , 192kHz,24bit で録音(2)[2012年11月10日]
再生機器はapogee mini DAC ではWindows XP デスクトップパソコンにESOTERIC Stressfree 8N i.LINK Cableで接続し、mini DAC とmini MEはgoldmund digital cable を利用しました。また、RME fireface UCX およびAyre QB-9はWindows 7ノートパソコンとの接続にcardas USB Cable を使用しました。RME fireface UCX については、apogee mini MEによる録音に加え、RME fireface UCX による録音も追加いたしました。データは全てWAVEにて取り込み・保存しています。
1:RME fireface UCX では96kHz , 24bit から192kHz , 24bit ではWAVE データの再生にノイズが入り込みます。44.1kHz , 88.2kHz では正常に再生できました。サンプリング周波数が上がるほどノイズも増加するので、おそらくPCの処理能力を超えているためと思われます。しかし、RME fireface UCX で録音したものは192kHz , 24bit でも正常に再生可能でした。
2:apogee mini DACおよびAyre QB-9はいずれのサンプリング周波数においても正常に再生できました。・・・続く
44.1 , 88.2 , 96 , 192kHz,24bit で録音[2012年11月09日]
apogee mini ME および RME fireface UCX 共に192kHz , 24bit まで録音 再生に対応しています。今回は再生用としてAyre / QB-9 を追加して聴き比べしてみました。
レコードはEAST WIND (EW-10003)The L・A・4:PAVANE POUR UNE INFANTE DEFUNTE(亡き王女のためのパバーヌ) Direct Cutting を使いました。このアルバムは9月21日にブログに記載したものです。Cartridge はSHELTER Harmony で、録音機材はapogee mini ME を使用しました。44.1kHz , 88.2kHz , 96kHz , 最後に192kHz , いずれも24bitで4回録音しました。演奏時間は7分40秒で必要としたデータ量は各々119,000KB , 238,000KB , 259,000KB , 518,000KBです。192kHz , 24bit 録音では1時間録音に約4GBを消費することになります。波形編集ソフトはSONY SOUND FORGY PRO10を用いました。44.1kHz では瞬時にピーク解析・ノイズ除去・保存が可能でしたが、当然192kHz , 24bitでは処理時間に数分を要しました。・・・続く
Mac miniを導入[2012年11月08日]
Mac mini は素晴らしい。48時間付けっ放しでも熱を持ちません。おまけにとても静かで点けていることを忘れそうです。またUSB memory cards (San Disk Extreme USB3.0 Flash Drive)をいつもの秋葉店で購入(64Gは在庫がなく、32Gを購入)しました。読み込みスピードは190MB/s で、書き込みは110MB/sと圧倒的に特性は速いです。
あまり信じていませんでしたが驚くほど速いです。実際に内蔵ハードディスクより速く、PHOTOSHOPの画像変更・保存が体感スピードで2倍ほどに感じられます。店員に聞いたところ、64Gは書き込みスピードも190MB/sとさらに高速なのですが、不良率も高いそうです。金曜日に入荷するので取りあえず注文しました。32Gが3,500円、64Gは5,500円です、ちなみに家電量販店では2万円位の表示価格でした。
2012東京インターナショナルオーディオショー(2)[2012年11月05日]
私が現在購入を考えているオーディオ機器は2種類あります。一つ目はUSB DACで、二つ目はクリーン電源です。今回はACCUPHASE さんのPSシリーズについてお聞きしてきました。現行機種のPS-520は高額で手は出ません、PS-510も中古価格で20万円を超えています。PS-500が10万円ほどで、PS-500Vが20万円割れです。基本的にはPSはパワーアンプと同じで増幅回路を持っており、AC100V(ひずみのある波形)からAC100V(波形のきれい)に再出力するわけです。一方のボルトアンペア社のクリーン電源GPC-TQは13万円ほどで新品購入可能です。フィルタリングによってノイズやひずみを取り除くことによりきれいな波形を持ったAC100Vを出力するそうです。両機種とも私はオーディオ機器に使用するのではなく、PC , HD , ROOTER , NAS 等の周辺機器のノイズを減らすために利用する予定です。ACCUPHASEさんの説明ではオーデイオ機器に繋がない場合はPS-520とPS-500に特別な違いはないそうでした。。選択にはもう少し時間が必要かもしれません。ちなみにユキムさんではGPC-TQを使用していました。
国際フォーラムの電源は大変よごれているので効果は大きいとのことでした。
USB DAC はJ.R.D.G /Aeris またはAyre/QB-9が候補です。QB-9は中古を購入して、後からアップグレード(48,000円)が割安のようです。私の経験から現実的には96kHzで充分だと思っています。あとはdCS ですが、あまりにも高額なので気おくれします。
最もデザインに惚れたのはDEVIALET / D-Premier Airです。サウンドは残念ながら聴いておりませんが、斬新な機能と姿に B&O 社の製品に共通するイメージを感じ強く惹かれました。
最後は再び国際フォーラムの写真で報告を終了といたします。SONY NEX 7 / ZEISS 24mmF2.0です。F値:5.0 露出時間:1/100秒 ISO:100 焦点距離:36mm(35mm換算) 露出補正なし
響きの錬金術物語(1)[2012年11月05日]
歴史的背景と経過から
1) この世に錬金術が時代の脚光浴びた時が、過去にあった。科学が学問として混沌とした時代に西洋では、かなりの地位を占めていた様子です。そもそも、錬金術は水銀から金を作る事等を、真剣に考えた事から、色んなモノを変化させて別のモノを造る事が目的でした。ここでは、音響的立場から<音楽と響きの錬金術>として考えてみることにしましょう。
一昔前まで音楽は貴族社会のものでした。それが、教会音楽から劇場音楽と大衆に溶け込んできました。それに伴って作曲家が育ち,それを演奏する楽器創作、演奏家などが育って今日に来ています。しかし、その当時の演奏内容等は文献では残っていますが、肝心の音楽の姿が再現できていません。それを可能にしたのがエジソンの蓄音機の発明に始まり、音響的素材を記録して演奏音楽などを残す事に進化してきました。
それも、SPの機械式記録から電気吹込みと流れを経て、LP時代、テープ記録時代と進み、この時代をアナログ時代の良い意味での黄金時代といっても良いと思います。
演奏も、演出、指揮者、プロデューサー、録音技師等も多彩な人が輩出した時代でした。その後に来るのが、デジタル録音(PCM録音)がNHKとDENONとの共同開発等で一躍有名になり、加速してCD、 DVDなどが開発され今日に至っています。・・・ 大村正則
2012東京インターナショナルオーディオショー[2012年11月04日]
東京国際フォーラムに2012東京インターナショナルオーディオショーの見学に行ってきました。
日曜日のPM1:30に行ったのですが人があまり居ません、ちょっと拍子抜けでした。おかけで写真も余裕で撮影できました。16:00時に予約が入っていますので最初にステラに寄り、太陽インターナショナル・アクシス・ユキムと早足で回りました。今年もUSB DAC が多く発表されています。今年の春ごろJ.R.D.G/Aerisが発売され、当時から興味を持っていました。今回太陽インターナショナルの内田氏にお願いしたところ大阪インターナショナルオーディオショーが終了した後の今月末にお借り出来そうです。
また、Ayre/QA-9シリーズのA/D CONVERTER , USB DAC も録音を中心としている私にとってはとても魅力的でした。いつもながら会場で聴かされる音には抵抗を感じますが、太陽インターナショナルでは空間ををうまく利用していたと思います。・・・会場が広くスピーカーの後ろに余裕がある、そしてQRDが使える。
あまりにも天気が良く東京国際フォーラムの建築物としての魅力に取りつかれ毎年写真を撮ってしまいます。ガラス窓越しですので反射光が映りこんでいます。使用カメラおよびレンズ:SONY NEX 7 / ZEISS 24mmF2.0です。F値:7.0 露出時間:1/200秒 ISO:100 焦点距離:36mm(35mm換算) 露出補正なし
Mac miniを導入[2012年11月03日]
iPod Touch に気を良くして新型第5世代 iPod Touch を見学に行ってきました。ぶらぶらしていたらMac mini に出会い、覗き込んでいたところ店員さんに説明されてしまいました。サイズがかわいくて、高性能(Thunderbolt/USB3.0/2.3GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ/1TB) 、デザインもgood,価格も安い、そのうえ発売されたばかりなのに在庫有り。さすがに即決とはいかず、一日だけ取り置きをお願いして帰宅しました。
娘の意見を取りいれ2.3GHz Mac mini購入を決意、価格調査の結果 池袋Yで購入(68,800円から3,000円引き プラス10%ポイント加算のクレジット払い)しました。メモリーも4Gではさびしいので16Gに増設(秋葉でTranscend 8G 2枚 5,460円で購入/シリアル番号が2201,2202と連番)し、初期設定だけして初日は終了しました。Mac mini は付属品は電源ケーブルとモニターの変換アダプターのみ。取りあえずWindows用のキーボードとマウスで代用し、モニターケーブルはEIZOに付属していたケーブル(Thunderbolt→Displayport)を利用して完成。メモリーの増設は道具も使わず裏蓋を取り外し2Gメモリーカードを2枚外して、8Gメモリーカードを取り付けるだけなので5分ほどで完了です。メモリーが16Gになっているのを確認できて安心しました。・・・さてこれから何をしようか?
月刊誌「ステレオ」に掲載[2012年11月02日]
神楽坂に「音楽乃友社」があります。当店から徒歩で5分ほどです。こちらで出版しているオーディオ総合誌 ステレオの11月号に当店が紹介されています。といっても、無料で掲載して頂ける「全国オーディオ店ガイド」特別付録です。32ページの左上段をご覧下さい。私の後ろ姿とレコード盤が映っています。創業4年、5年目にして初めてオーディオショップとして認められました?全国読者の皆様が当ホームページをご覧になり、少しでも関心を抱いていただければと願ってやみません。 追記:今日から有楽町の東京国際フォーラムで2012東京インターナショナルオーディオショーが始まります。私は最終日の4日(日)に見学に行きます。皆様とお会いできることを楽しみにしています。