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オーディオシステムの配線[2013年06月03日]

システムの構築をイラスト化してみました。Audiophile IL-1J
このイラストを見ただけでもcable の量が把握出来て便利です。以前はNAKAMICHI/DAC P1000PROとDAT1000 PROが2台ずつありましたので、DIGITAL CABLE だけでも10本以上ありました。最近はBNC CABLE が増えています。CABLE 代金もあまり計算しないよう心がけています。ODIN のような狂気じみた価格は近づかないのが賢明?でしょう。TASCAM/DV-RA1000HDはdCS/parcellを経由してハイビットPCMで試聴も可。直接Elger にDSDで入力も可能です。簡単なのはTASCAM からCOHERENCEにアナログ信号を送って試聴もできます。私の好みはDSDではなく、低域の力強さを表現してくれるPCM の音源です。しかし、Elger plus  1394は強烈な個性を有しているのか、あらゆるジャンルの音楽をElger plusの響きに染めてしまいます。

話は飛びますがled zeppelinのroad case 入り、44枚組のLPがe-bay のオークションに出ていますね。このアルバムは全世界でわずか500セットしかプレスされておりません。昨年はsieldが$6500 60万円ほどでしたが、今回はused$7000で75万円のようです。為替の変動は怖いですね。この先幾ら位になるのでしょう?ちなみに、発売当初は$800であまりにも高価であると敬遠されていました。

Beatles の録音(4)[2013年01月20日]

ところで、昨年の11月13日にリマスターBeatles LP が発売されましたが再びリイシューされました。日本発売価格は前回同様59,800円です。amazonも59,800円ですがEU盤は33,000円です。私が購入した日本版には[輸入国内盤Made in EU]と記載され、アメリカからの輸入盤には記載はありませんでした。US盤のほかにUK盤もあるのでしょうか?カッティングは同じですので、日本語訳の価格が26,800円なのですか?ちょっと疑問です。最初は全世界で5万セットの限定発売でしたが、完売後の再販だとしたら驚きです。2009年のmono CDの再販(39,800円)を思い出します。今15,000円で新品購入できますから。巷では今回のLPは24bit , 44.1kHzのUSBモデル(38,740円)と同じマスターから作られているそうです。今回数種類のBeatles LP の音質チェックをしていますが、最終プレスの精度で音質は決定されます。それまでの制作過程だけに目を向けるのはあまり意味のないことだと感じます。もちろん、original master tapeの使用・remastering 作業は大事です。

Beatles の録音(3)[2013年01月19日]

そこで音質ですが、Yellow PARLOPHONEのmonoural盤・stereo盤ともにa/d converter APOGEE miniを使って24 bit , 44.1kHz の録音が最もエネルギッシュで、生々しい音場感が得られて好みです。しかしMFSL 盤・TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES盤はa/d converter Ayre QA9を使用し24 bit , 192kHzで録音するとレンジがワイドになり情報量もより多く聴き取れます。その代りエネルギーは薄くなります。結局は好みですが、Beatles は24bit , 44.1kHz が「最も良い響き」だと思います。Cartridge はYellow PARLOPHONE・MFSL 盤・TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES盤いずれもSHELTER Model9000が相性の良い響きを聴かせます。もちろん、monoural盤はModel501 Ⅱ(mono)です。今は試聴できませんが、あらゆるBeatles レコード再生においてはRyra / TITAN の音が理想でしょう。

Beatles の録音(2)[2013年01月18日]

Yellow PARLOPHONEも素晴らしいですが、TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES も魅力的なアルバムの一つです。このシリーズは、新たにトラックダウンしなおした2トラック・マスターテープからハーフスピードカッティングされたそうです。今回録音したアルバムはABBEY ROAD (EALF-97001)STEREO 録音です。MFSL盤はORIGINAL MASTER TAPE からhalf speed cuttingされていますのでPRO-USE SERIES とは響きが違っていますが、情報量も多く・ち密な音作り・可聴帯域の広さ等傾向は似かよっています。若干エネルギー感が薄く・響きも減った印象です。しかしMFSL盤・PARLOPHONE盤などは盤の状態が良好なものは少なく価格も高価であるが、TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES は盤質の良いものが入手可能で魅力あります。可能ならば私もColecter item に加えようと思っています。Gold PARLOPHONE も一度は聴き比べしたいですね。

Beatles の録音(1)[2013年01月17日]

昨年の12月24日発売のBeatSound Special Edition( BEATLES 音盤)に当店舗の記事が掲載され、おかげさまでLPのdigital化作業の注文が増えています。私はMFSL盤のBeatles を聴き虜になった人間であり、決して根っからのBeatles colecter ではありません。先日UK オリジナルアルバムのモノーラル盤を録音する機会に恵まれました。Yellow PARLOPHONEといわれる盤だそうです。これは2nd Press で1st Press はGold PARLOPHONE といい非常に高額なようです。録音時はMonoural Cartridge SHELTER Model501 Ⅱ(mono)を使用し、プレーヤーはVPI / Scoutmasterです。試聴以前の漠然としたイメージは情報量は少ないが、音圧が深く線も太いといったものでした。50年前の録音ですし、MFSL に比べ音場感・音像感・SN比全てにおいて劣るものと思っていました。これはまったく的外れな考えでした。確かに音場・音域は狭いですが、情報量は少なくありません。Ayre QA9/QB9で録音再生した音の響きはMFSLとは異なっていますが、十分魅力的です。Beatles USB Model (24Bit , 44.1kHz)を凌駕する出来栄えです。

Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月15日]

Shelter / Harmonyの印象は想像はしていましたがわずか1日で激変しました。Goldmund Reference MkⅡの存在は絶対的なものに成りつつあります。Ryra / TITAN はよく 「線が細く低域に力強さがない」と記載されていますが、これは大きな間違いです。Goldmund Reference MkⅡに取り付けた時の音を聴けば皆さん理解出来ます。圧倒的な情報量の多さと限りない空間の広がり、そして引き締まった力強い芯のある音を再現してくれます。これに対してShelter / Harmony は情報量が多いにも関わらず、それを意識させない素晴らしさを持っています。レコードの溝から音を全て引き出すのがTITAN で、音楽のエッセンスを醸しだすのがHarmony だと思います。コンサート会場で音楽を聴く人にもさまざまな好みがあるように、当然 Cartridge にも好みがあります。TITAN は私にとっては「指揮者の位置ですべての楽器の音色を確認する」とてもアグレッシブな聴き方であり、Harmony は「観客席の中央に心地よく座り音楽を楽しむ」優雅な聴き方であると感じました。当然どちらか一方でしか聴かない人は居ないでしょう。音楽のジャンルによっても異なるでしょうし、落ち込んでいる時とエネルギーに満ち溢れている時も変わってきます。しかし、Goldmund Reference MkⅡは1台しかありません。Cartridge の交換は決して楽ではありません。・・・続く

Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月08日]

それにしても、たかがクランプでこんなに音が変わるとは驚きです。オーデイオはほんとに奥が深いものです。Goldmund Reference MkⅡを使い始めて10日ですが、教えられることばかりです。現況でGoldmund Reference MkⅡを手放すことなど考えられません。購入を考えても資金はありません。もちろん収入がない現状ではローンすら借入出来ません。残された道はオーデイオ機材の売買および長年集めてきたレコードの販売ですか?取りあえず一番高値で売れそうなのは未開封のLed Zeppelin Road Case 1st かと?e-bay で以前調べた時は$6,500.00でした。MFSL盤もそれなりに高額で売買されています。特にUHQR盤のPink Floyd / Dark Side Of The Moon Sealed が$3,000.00、TEST PRESS 盤ではEagles / Hotel California ,Led Zeppelin / Ⅱ, Miles Davis / Someday My Prince Will Come , YES , Queen , Deja vu , Beatles  , 購入価格が最も高額であった WOODSTOCK などなど約100枚ほど、これに加え複数枚所有するUHQR やMFSL 盤を手放すか?・・・続く

Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月07日]

Goldmund Reference MkⅡの専用クランプ

GM Clamp

GM Clamp

GM Clamp

GM Clamp

私はgoldmundクランプをブラック・シルバーと2種類を所有していましたが今回Goldmund Reference MkⅡに付属していたゴールドは初めて見ました。最初に購入したブラックのクランプはGOLDMUND CLAMP と記載されており価格は中古で2万円程と記憶しています。単なるレコードのゆがみを抑えるだけではなく、飛躍的にSN比を高めてくれ感動したものです。シルバーは後から追加購入しました。価格は4万円程に値上がりしていました。表示が若干変更され、GOLDMUND RELIEF CLAMPとなっており、重量も増しています。効果のほどは変わっていませんでした。今回試したGOLD CLAMPは重量も3倍以上に増加しており、その効果たるや絶句させられる代物です。当時の価格も突出しており15万円だったそうです。いまでも、購入希望者は少なからず居られるようですが、手放す方が皆無で入手は難しいのが現状です。Goldmund Reference MkⅡを利用するにあたり、GOLD CLAMP を使用しない時は当然音質の低下を招きます。他方GOLDMUND STUDIETTO やVPI を利用する時にGOLD CLAMPを利用するとこれまた効果絶大でした。ブラック・シルバーの材質がアルミ削りだしなのに対し、GOLD は真鍮の削りだしで中心部にシリコンを充填した構造を取っています。amm sound lab の大村氏に見てもらったところ、スピーカーの箱の共振を抑えるのと同じ理にかなった構造であるとのことでした。amm sound labで制作を考えてくれるようです。低価格で購入可能なら一押しのアナログ商品になること間違いなしでしょう。

GOLDMUND Reference MkII設置[2012年11月25日]

GOLDMUND Reference Mk Ⅱの設置が11月29日に決まりました。また、取り付けるCartridge はLyra / TITANです。私はSHELTER / Harmony を普段使用していますが、TITAN ,  Harmonyいずれも評価の高いカートリッジです。

Harmony

Harmony

TITAN

TITAN

TITAN はStereophile Class A Recommended Component!
The Absolute Sound 2005, 2006 & 2008 Editors’ Choice Award Winner! を受賞しており、HarmonyThe Absolute Sound 2009 & 2011 Golden Ear Award Winner! を受賞しています。響きの競演を堪能する企画をご用意しますのでもうしばらくお待ちください。使用しているCartridge を写真で拡大するのは酷ですね。

44.1 , 88.2 , 96 , 192kHz,24bit で録音(4)[2012年11月12日]

D)RME fireface UCX で録音し、RME fireface UCX で再生した時

44.1kHzから192kHzまで全て再生可能でした。音質は細身ながら音場感は豊かで低域も締まっており、CartridgeにModel 901を使った時の聴こえ方です。44.1kHzよりも96kHzのほうが音場感が増し、情報量も増加しています。他と同じように192kHzの良さは感じられません。

4:まとめ

・サンプリング周波数は96kHzで録音するのが最も効率が高く、192kHzにするメリットは少なく、データ量の膨大なことを考えると現状では不必要に思われた。

・響きの豊かさを比べるとAyre QB-9が最も高く、次いでapogee ME , RME fireface UCXと徐々にスリムになっていく。このあたりは好みで分かれるでしょう。

・私の個人的な趣向では録音はapogee MEで96kHz , 24bit で行い、Ayre QB-9で再生するのが一番好ましく感じました。

・beatles の USB バージョンは44.1kHz , 24bit で録音されていますが、Ayre QB-9で再生してやると、remaster CDとは別次元の解像力で情報量の多さに驚かされます。しかし、私にはどうしても弦の響きが強すぎて全体のバランスに納得できません。beatles に限って述べるならば、Mobile Fidelity Sound Lab のLPをSHELTER HarmonyのCartridgeを使いAPOGEE ME で96kHz , 24bit で録音し、Ayre QB-9で再生するのが一番だと自負しております。もちろん、SHELTER Model 9000やModel 901の方が良い曲も少なからず存在します。・・・続く