TASCAM DA-3000(14)[2013年09月29日]
TASCAM DA-3000のより便利な使い方を考案してみました。単純ですが①:24 bit,192kHz data・②:DSD x64・③:DSD x128・を各々別の Card に保存します。現状では24 bit,192kHzのwave dataしかAyre/QA-9のA/D converterを利用できませんが、じきにDSDも扱えるようになります。そのうちwave data はSD Card,DSD dataはCF Card に保存します。
SD CardはそのままPCで波形編集し、編集済みdataも同じSD Cardに保存します。次にこのSD CardをMac miniに装着し、Sound Forge で再生してやります。この時に使うD/A ConverterはAyre / QB-9です。そこで再び録音をします、data はDSD x64 もしくはDSD x128で保存するわけです。今回のA/D Converter はDA-3000を利用しましたが、Ayre/QA-9proを使用すればかなりHi-Endで録音可能です。これにより得られるDSD dataは波形編集された試聴するには最適な状態のものになるはずです。①はOriginal Masterとして使用 、②はdCS/Elger での試聴用、③はdataとしては最上のもので、将来に向けての保存として使用します。・・・続く
TASCAM DA-3000(13)[2013年09月28日]
DA-3000で録音するためにはSD Card もしくはCF Cardをformattingしなければなりません。これはTASCAM DA-3000(4)で書きましたが、4G CF Cardで2~3分・8G SD Cardで1時間以上の時間を要しました。SD Card とCF Cardであまりにも必要時間に違いがあるのでさらに大きな容量で試してみました。36 G SD Cardに要した時間は何と4時間40分・16 G CF Cardはわずか18分で完了いたしました。このCardに24 bit , 192kHzのwave data を録音できる時間は7時間42分55秒/32G SD Cardであり、他方16G SF Cardには3時間52分23秒でした。機能的にはSD Card , CF Card 全く変わりはありません。なぜFormatingに差が出るのかわかりません。PC操作でwave data を消去しても、DA-3000本体でFileをdelete しても増加する録音時間は同じでした。そこで、TASCAM DA-3000で使用するCard は固定して利用することが大事です。録音したら1T Hard Discにコピーして波形編集をしてやり、その都度Card をFormatingするのは避けるのです。・・・続く
TASCAM DA-3000(12)[2013年09月27日]
Ayre QA-9 proは単にDSD録音が出来るだけでなくword clockを持ち合わせています。DA-3000との組み合わせではword clockは非常に魅力的です。 24bit , 192kHz~44.1kHz(wave data)で録音・再生時に効果があり、もちろんdCS Elgerともword clockを利用できます。dCS/Verona1394,Purcell1394を手放し後悔していたのでよけいQA-9 proの価値が高まります。一方Ayre QB-9DSDはPCでしか再生してくれないのではあまり魅力を感じません、DA-3000で十分満足しています。DSD再生機能にしてもDSD x64(2.8224MHz)のみでDoPにしか対応していません。TEACの501シリーズは安価ですが、ASIO2.1にも対応しておりDSDx128(5.6448MHz)まで再生してくれます。現行のQB-9の再生音はDA-3000とdCS Elgerの組み合わせに比べ魅力を感じ得ません。・・・続く
TASCAM DA-3000(11)[2013年09月26日]
DA-3000でアルバム8枚(Jazz,Rock,Pops,Classic,Vocal,Piano・・・)を録音して気が付いたことがあります。DA-3000はPCを使わずにwave dataを取り込めるので、PCでの作業も波形編集をするのみです。最終作業にCD-Rの作成はPCで行っていますが、これもRA-1000HDで行う方が効率は悪くなりますが音質重視するならば選択肢のひとつになります。そこで波形編集した後DA-3000で再生してやります、これをRA-1000HDのdigital 入力端子に送りCD-Rを作成します。確かに音質は改善したように感じます。Track number はコピーされますが曲タイトルやアルバム情報を入れることはできず、非常に不都合が生じます。やはりCD-Rの作成はPCで行うのが最適のようです。ではDA-3000で再生してやるwave data は24 bit , 44.1kHz ~ 192kHzのどれを選択したらよいか疑問を持ちます。これまでの経験から24 bit, 176.4kHzが最良と考えていましたが、これですとdCS Elgerによる再生は出来なくなります。次に88.2kHzで録音してみましたが44.1kHzよりワイドレンジで情報量も多くなり確かに音質改善には有効ですが、あまりにも中途半端な設定なので素直には選択し辛いです。ここは割り切って24 bit,44.1kHzを採用しました。・・・続く
アクシスからは何も連絡がありません!!Ayre にはもう期待できないのかな?
TASCAM DA-3000(10)[2013年09月23日]
QA- 9をA/D converter として利用し、DA-3000で録音しました。DA-3000で本体再生した結果は以下の通りです。
24 bit , 44.1kHz :とても元気のでる「音の響き」
24 bit , 96kHZ : 見晴らしの良い、素直な「音の響き」
24 bit , 192kHz : ワイドレンジで限りなく広い音場・情報量の多い多彩な「音の響き」
24 bit , 192kHzの「音の響き」を聴いた後に24 bit , 96kHzの「音の響き」を試聴すると、音楽会場のスペースが狭くなり音も若干こもった印象を持ちます。しかし24 bit , 96kHzの音源をdCS Elger plus 1394を通して再生するとこの印象は一掃されます。実体感を伴った倍音をも聴き取れる魅力あふれる「音の響き」が得られます。残念ですが、Elgerでのdigital in (RCA , AES/EBU)端子は24 bit , 96kHzまでしか対応できないのが悔やまれます。
TASCAM DA-3000(9)[2013年09月23日]
Ayre QA-9とTASCAM DA-3000をAES/EBU接続(digital)することにより、DA-3000のa/dではなくQA-9のa/dを利用するのです。録音レベルはQA-9で調整し、DA-3000のDIGITAL VOLUMEは 0 dB にします。またQA-9とDA-3000のサンプリング周波数を同期させる必要があります。DA-3000にはサンプリングレートコンバータ―を搭載していますが、ここで使用する必要はありません。QA-9はWORD CLOCKの入出力端子を持っていませんがDA-3000と同期させることは可能です。しかし厳密に同期させるにはQA-9をQA-9 proにバージョンアップする必要があり、やはり我慢することになるのです。QA-9 proになれば録音はDSD(2.8224MHz or 5.6448MHz)が可能になります。DA-3000のA/Dで録音した時は本体での再生音は「並」でしたが、QA-9のA/Dで録音した時はワンランク アップしていました。これならdCS Elgerを通さづDA-3000で直接再生しても十分「音の響き」を楽しむことができます。そこでDSD(5.6448)の録音に挑戦?まだQA-9 proではないので我慢・我慢・・・続く
TASCAM DA-3000(8)[2013年09月22日]
訂正します。DA-3000をテーマにしたblogはAyre QA-9 proが導入されるまで見送らせていただきます。
Ayre / QA-9のマニュアルを眺めていたら、一度も使用していない機能を見つけました。普段はUSB CableでMacに繋ぎ録音していますが、このUSB Cableを外すことにより直接DA-3000 or RA 1000HDにdigital 録音できるのです。
当然DA-3000 or RA 1000HDのA/D ConverterよりQA-9のA/D Converter の方が高性能でしょうから、PCM録音は現状のままでも利用価値十分です。QA-9は24bit , 44.1kHz~192kHzまで本体裏側のディープスィッチを切り替えることにより選択できます。今回は24bit , 44.1kHzでDA-3000にAES/EBU接続して録音してみました。予想通りの素晴らしい録音が出来ました。今まで気が付か無かった自分に腹が立ちます。Ayre / QA-9をMacで利用することしか念頭になかったのです。
「???Mac必要ない」ことになります。Sound Forge Macも必要なくなります。DA-3000のSD Card に録音し、Windowsで波形編集すれば完成です。非常に作業もシステムもシンプルでかつ高音質と一挙三徳です。スペースも広がり・ケーブルも減らせる・いいこと尽くめでちょっと疑心暗鬼になります。近々QA-9がpro仕様にバージョンアップしてもAES/EBU Cableを3本のBNCに変更するだけで対処可能です。・・・まだまだ続きます
これも我慢の賜物ですかね
TASCAM DA-3000(7)[2013年09月22日]
TASCAM RA-1000HDが発売され、DSD file の作成が手軽に・身近で行えるようになりました。一般的にはDSD fileを作成し、これをPCM fileに変換しCD-Rを制作していたようです。DSD fileのアナログ的な音質が重宝で、マスターテープのような扱いをしていたのでしょうか?DSD64(2.8224MHz)のdataは24bit,192kHzのPCM dataよりも小さく扱いやすさもあったと思います。業界には当然DSD fileを扱える波形編集ソフトもあったのでしょうが、民生用ではありません。これはSACDと同じで、普及が遅くなる・もしくは普及しないことに繋がります。TASCAM RA-1000HD本体での再生音はごく普通のオーディオ機器と同レベルですが、dCS Elger plus 1394に接続してやるとCD-Rも驚愕するほどの音場感が得られます。Single RCAでも十分満足出来ますが、AES/EBUでのダブルスピード+ダブルワイヤーを利用した時の「音の響き」には感服させられます。この音はDA-3000では再現できません。DA-3000の「音の響き」は解像度の深さ・静粛さにあると思います。DA-3000には冷却用のファンモーターがなくとても静かで助かりますが、1昼夜使っていると本体が高熱になります。当然熱はCPUに悪影響を及ぼし、録音時の音にもよくないでしょう。TASCAM RA-1000HDとDA-3000のDSD file の音もやはり RA-1000HDの方が魅力的です。別の話になりますが、「一時ハードディスクは高速で回転するので音質には良くなく、SSDは非回転ハードディスクなので高音質で再生できる。」今は否定されていますが同じ原理ではないでしょうか?
「音の響き」で選ぶならばRA-1000HD、fileの取扱いで選ぶならばDA-3000
いずれを選んでも録音・再生機器としては多機能・高音質な製品であることは間違いありません。
DA-3000をテーマにしたblogはAyre QA-9 proが導入されるまで見送らせていただきます。
アクシスも18日と約束しているのですから、遅れている理由くらい知らせるべきと思います!何の連絡もありません。我慢・我慢・我慢・我慢
TASCAM DA-3000(6)[2013年09月21日]
RA-1000は2005年に発売され、RA-1000HDは80GのHARD DISKを追加した後継機で2007年に250,000円(税抜き)
DA-3000は今年の8月30日に99,800円(税込)で発売
TASCAM RA-1000HDでは可能でDA-3000に出来ない機能
1:CD/CD-R/DVD/DVD-R/DVD-RW等の再生・録音が可能、HARD DISKに直接録音・再生が可能
2:出力端子にDOUBLE SPEED DOUBLE WIREを利用できるXLR端子が2つ用意されている。
3:録音レベル調整時にボリュウム入力だけでなく、バランス入力も調整可能
4:PC接続はPS/2キーボード
TASCAM DA-3000では可能でRA-1000HDに出来ない機能
1:CF CARD / SD CARD / SDHC CARDの再生・録音が可能、USB MEMORYの再生が可能
2:DSD 64(2.8224MHz)はもちろん、DSD128(5.6448MHz)の再生・録音が可能
3:RA-1000HDは本体で録音したDSD fileしか再生出来ないが、DA-3000はfile形式が一致していれば他機種で録音したものでも再生可能
4:ファイル名(曲名)の変更を本体だけでなく、PCで簡単に修正可能、接続はUSBキーボード
5:DIGITAL COPY(PCM file)時にSAMPLING RATE CONVERTERを利用できる
6:リモコンが無線である・・・非常に便利です
・・・続く
PHA-2[2013年09月20日]
2013年10月1日より先行予約販売開始予定のメールがsonystyleから来ました。価格は54,800円(税込)sonystyleに加入していると10%OFF(私は15% OFF)で5年間の延長保障が無料で受けられます。PHA-2の最大の魅力は5.6MHzサンプリングのDSDといったハイレゾリューションオーディオファイルに対応したことでしょう。せめて出力端子をLINEに変更し、Headphone 端子を標準にしていただければ良かったと思います。stereo mini line outを利用して外部スピーカーを鳴らそうとする人がどれだけいるのか疑問です。最近はmini端子が高級Headphoneに採用されているようですが不思議です。mini 端子ケーブルは細く収納には便利かもしれませんが、絡まりやすく・接触不良になりやすいでしょう。これらのHeadphoneの価格も3・4万円はおろか10万円近くもするのですから驚きます。それに引き替えPHA-1の価格が3万円を切って発売されるのは吉報です。apple / iPodのみで使用するならばこれほど手軽に高音質で音楽を楽しめる機種はないでしょう。もともとiPodにはDSD再生機能はなく、ましてやwalkmanに至ってはanalogue出力しかありません。浮いた25,000円で音楽ソフトの購入に充てた方が充実した毎日を送れると思いますがいかがでしょうか?