PHA-2試聴LP(3)[2014年03月06日]
MFSL1-017およびUHQR1-017,TEST PRESS,SAMPLE RECORDの画像を示します。
MFSLは通常の150g盤、UHQRは200g盤、TEST PRESS , SAMPLE RECORDは共に150g盤で、全てJAPAN VICTOR PRESSです。
試聴すると各々に特徴があり、MFSL盤はHi-Endらしい美しい響き、UHQR盤はどっしりした安定感の強い響き、TEST PRESS, SAMPLE RECORDは安定・破滅のきわどい淵際の響きを感じられます。特に空港を主人公が息を切らして走る姿から原子爆弾が投下され時計が逆回転するまでの情景は盤によって様変わりします。
MFSL盤では美しく響いていますが、UHQR盤では恐怖感がみなぎりこのアルバムの神髄に触れた気がします。
おそらくDARK SIDE OF THE MOONが長年にわたり愛され続けた理由もここにあるのでしょう。
TEST PRESS盤とSAMPLE RECORD盤はCartridgeにより随分変わります。私には両者に違いは認められません。
私は20年以上にわたりMFSL社のレコードを集めていますが、一度だけUHQRのTEST PRESS盤をオークションで見ましたが購入は出来ませんでした。現在最も高価なアルバムはMFQR1-017(SEALED)盤で$4,000です。ほかのアルバムでもSEALED盤では$500以上します。・・・続く