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試聴位置は?[2013年05月04日]

新しいオーディオルームは神楽坂に比べて狭く、10畳強のスペースです。ドアは外から直接出入りするものと、我が家の玄関に通じるドアの2か所です。部屋はコンクリの打ちっぱなしでかなりライブな音の響きです。天井高は3200mmあります。床は900mm持ち上げ、リノリウム仕上げになっています。個人的には大変気に入っています。オーディオカーペットの利用や吸音材を天井の各コーナーに貼り付け響きをデッドに振って調音しています。神楽坂のようにゆったりと寛いで音楽を楽しむというよりは真っ向から音楽に対峙して聴く感じです。スピーカーのセッティングもスペースの関係でかなりピンポイントに調整しております。数人で同時に試聴はできません。頭一つ分の試聴位置ですかね?これで得られる音像はとてつもない情報量を与えてくれます。

今日はTASCAM DV-RA1000HDのセッティングをしました。驚くことにTASCAMからdCSにdsd 信号を送ることが可能であると確認しました。

移転しました。[2013年05月03日]

お待たせしました。5年間神楽坂で修業を積み4月に自宅に戻りました。Beatles 50周年記念号/月刊誌STEREO の2月号および5月号でdisk audiophileの記事が取り上げられ感謝しております。おかけさまで、LP・Casset tape ・Open tape 等のdigital 化の依頼が増えてきました。通勤も無くなり、作業時間も多く取れるのでお渡し日数も短縮できそうです。さらに、自宅の電源環境はオフィスビルとはかなり違い改善されておりますので完成品の出来栄えも改良されております。apogee a/d ・d/a converterに加えAyre QA9・QB9 を追加導入し、またTASCAM DV-RA1000HDを利用したDSD録音にも対応出来るように準備しております。digital 再生装置もdCS/Elgar Plus 1394・Verona 1394 ・Purcell 1394 ・Paganini transportを導入し、さらなるHi-End audio を目指しております。しかしながら、地理的には武蔵浦和は都心から少し離れますので皆様方にはご不便でしょうが、今までと同様にお付き合い下さい。今はanalogue records Player の最終調整をしております。

5月17日(金)のオープンを予定しております。

響きの館 休止のお知らせ[2013年03月04日]

神楽坂に来て5年が経ち、多数の雑誌社からも紹介されanalogue のdigital化処理の仕事に追われる日々です。ここらでちょっと一休みを頂きます。再稼働は5月の連休明けを予定しています。次は武蔵浦和でお会いしましょう。 天野 洋

月刊誌STEREO 取材[2013年01月25日]

昨日PM2:00~5:00まで編集人・ライター・フォトグラファーの3人の方々が当店舗にお見えになりました。音楽之友社は当店から徒歩5分ほどの場所にあり、お越しになる日を4年間も待ち続けました。これで当店も神楽坂唯一の「響きの館」として認められる日も間近でしょう。去年の暮にBeatles 50周年記念号の写真掲載を受けて、Beatles Records , Open Tapeのdigital 化作業の依頼も増加しました。今度はオーディオマニアの方からもdigital 化作業の依頼を期待しています。掲載は4月号で3月19日発売の予定です。Beatles 50周年記念号同様10冊を購入いたしますのでご利用下さい。取材の折にBeatles Open Tape( Recorded in England / EMITAPE ・CAPITOL / 3 3/4IPS:MONO  2TRACKおよび:STEREO 4TRACK)の再生について相談したところ、機材の手配に尽力して頂けるとのお返事をいただき感謝でいっぱいです。当店で再生可能になりましたら、digital 化作業の依頼主を中心に試聴会(4月の「響きの館」)を催したいと考えております。

 ・なお、明日1月26日土曜日は武蔵浦和で「響きの館」を開催しますのでBLOGはお休みさせていただきます。皆様には友人をお誘いのうえ、「響きの館」にお越しください。武蔵浦和コミュニセンターサウスピア9階 048-844-7215 の音楽室5で開催いたします。http://www.e-map.ne.jp/pc/index.htm?cid=Saitama&kid=1166 武蔵浦和コミュニセンターサウスピアは今年の1月4日にオープンしたばかりのさいたま市南区役所の最上階に作られた交流スペースです。

Goldmund Reference MkⅡの新居 番外編[2013年01月24日]

横浜に嫁いだGoldmund Reference MkⅡがさらなる進化をとげていますのでご報告します。以前にもblogに書きましたが理想的な環境で利用されています。さらに、Phono cable にNordost / ODINという信じられない(1,000,000円を超える価格)Cable を購入検討する友人の試聴会に立ち会いました。私はいかに今まで「井の中の蛙」であったか思い知らされました。40年近くaudio にかかわり達成感も80%に達しようと感じていたのに聴いた瞬間に40%に急落です。とにかくODINの驚きは価格以上のものでした。何というかよくたとえに使われる「ベールを剥がす」そのものです。まばゆい空の星を見上げた時に、これまではアルプス山上に登って星の全てを見たつもりでいたのに、地球を離れ宇宙から星を観察したような体験でした。もちろん、これはGoldmund Reference MkⅡを所有して初めて体験できることでしょう。私には挑戦することすら出来ないのは苦痛そのものです。ここで見栄を張っても良い結果はえられないので、素直に現実を受け入れ精進するしかありません。この瞬間に立ち会えたことに感謝いたします。

 

 

 

お知らせ[2013年01月21日]

1月24日(木)は神楽坂にある「音楽の友社」の取材があります。当店舗のdigital 化作業の紹介をしてくれます。昨年の暮れにはBeatles 50周年記念号で当店舗の紹介があり、仕事の依頼が増え忙しい毎日を過ごしています。月刊誌「ステレオ」は多くの読者の支持を受けており、さらなる展開が予想され非常に感謝しております。神楽坂に店を出してから5年が経過しましたがなかなか仕事も見つからず、撤退も考える状況だったのが嘘のようです。これからも楽しく・皆様に喜んでいただけるよう仕事をこなしていく所存です。よろしくお付き合い下さい。
   

 
 
 
 
 
 

Beatles の録音(4)[2013年01月20日]

ところで、昨年の11月13日にリマスターBeatles LP が発売されましたが再びリイシューされました。日本発売価格は前回同様59,800円です。amazonも59,800円ですがEU盤は33,000円です。私が購入した日本版には[輸入国内盤Made in EU]と記載され、アメリカからの輸入盤には記載はありませんでした。US盤のほかにUK盤もあるのでしょうか?カッティングは同じですので、日本語訳の価格が26,800円なのですか?ちょっと疑問です。最初は全世界で5万セットの限定発売でしたが、完売後の再販だとしたら驚きです。2009年のmono CDの再販(39,800円)を思い出します。今15,000円で新品購入できますから。巷では今回のLPは24bit , 44.1kHzのUSBモデル(38,740円)と同じマスターから作られているそうです。今回数種類のBeatles LP の音質チェックをしていますが、最終プレスの精度で音質は決定されます。それまでの制作過程だけに目を向けるのはあまり意味のないことだと感じます。もちろん、original master tapeの使用・remastering 作業は大事です。

Beatles の録音(3)[2013年01月19日]

そこで音質ですが、Yellow PARLOPHONEのmonoural盤・stereo盤ともにa/d converter APOGEE miniを使って24 bit , 44.1kHz の録音が最もエネルギッシュで、生々しい音場感が得られて好みです。しかしMFSL 盤・TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES盤はa/d converter Ayre QA9を使用し24 bit , 192kHzで録音するとレンジがワイドになり情報量もより多く聴き取れます。その代りエネルギーは薄くなります。結局は好みですが、Beatles は24bit , 44.1kHz が「最も良い響き」だと思います。Cartridge はYellow PARLOPHONE・MFSL 盤・TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES盤いずれもSHELTER Model9000が相性の良い響きを聴かせます。もちろん、monoural盤はModel501 Ⅱ(mono)です。今は試聴できませんが、あらゆるBeatles レコード再生においてはRyra / TITAN の音が理想でしょう。

Beatles の録音(2)[2013年01月18日]

Yellow PARLOPHONEも素晴らしいですが、TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES も魅力的なアルバムの一つです。このシリーズは、新たにトラックダウンしなおした2トラック・マスターテープからハーフスピードカッティングされたそうです。今回録音したアルバムはABBEY ROAD (EALF-97001)STEREO 録音です。MFSL盤はORIGINAL MASTER TAPE からhalf speed cuttingされていますのでPRO-USE SERIES とは響きが違っていますが、情報量も多く・ち密な音作り・可聴帯域の広さ等傾向は似かよっています。若干エネルギー感が薄く・響きも減った印象です。しかしMFSL盤・PARLOPHONE盤などは盤の状態が良好なものは少なく価格も高価であるが、TOSHIBA EMI PRO-USE SERIES は盤質の良いものが入手可能で魅力あります。可能ならば私もColecter item に加えようと思っています。Gold PARLOPHONE も一度は聴き比べしたいですね。

Beatles の録音(1)[2013年01月17日]

昨年の12月24日発売のBeatSound Special Edition( BEATLES 音盤)に当店舗の記事が掲載され、おかげさまでLPのdigital化作業の注文が増えています。私はMFSL盤のBeatles を聴き虜になった人間であり、決して根っからのBeatles colecter ではありません。先日UK オリジナルアルバムのモノーラル盤を録音する機会に恵まれました。Yellow PARLOPHONEといわれる盤だそうです。これは2nd Press で1st Press はGold PARLOPHONE といい非常に高額なようです。録音時はMonoural Cartridge SHELTER Model501 Ⅱ(mono)を使用し、プレーヤーはVPI / Scoutmasterです。試聴以前の漠然としたイメージは情報量は少ないが、音圧が深く線も太いといったものでした。50年前の録音ですし、MFSL に比べ音場感・音像感・SN比全てにおいて劣るものと思っていました。これはまったく的外れな考えでした。確かに音場・音域は狭いですが、情報量は少なくありません。Ayre QA9/QB9で録音再生した音の響きはMFSLとは異なっていますが、十分魅力的です。Beatles USB Model (24Bit , 44.1kHz)を凌駕する出来栄えです。