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電源部の効果[2012年11月22日]

そこでいくつか選択肢を上げてみました。1)ACCUPHASE・PS AUDIO・TRANSPARENT・光城精工のクリーン電源 2)CSE のクリーン・レギュレータ 3)UPS無停電電源装置 4)電源ボックス 5)電源ケーブル など様々あります。今回選択したのはボルトアンペア―社のステップアップトランス内蔵電源モジュールGPC-TQです。http://www.voltampere.jp/original.html

ノーマルモード・コモンモードノイズをカットしてくれ、電力を余り食わない、スペースも取らない、静粛性が高い、多くのスタジオでも導入され定評がある。これらの理由と価格面との折り合いで購入に踏み切りました。最後まで残った対抗機種はACCUPHASE のPS510の中古モデルでした。PS520が発売され、下取りが出てくると予想していましたがなかなか低価格での購入が難しく、利用しているお客様に聞いたところ非常に電力を食い、電気代も大分上がったそうです。しかし、効果のほどは絶大であるとのご意見でした。・・・続く

 

響きの錬金術物語(3)[2012年11月19日]

3)<響き>語源を、簡単に考えれば音響的な振動のことですが、この言葉は幅広い感性を表すに必要な言葉とも考えられます。我々が<響き>を表現する場合、音、色相、香り、味覚などにも言葉の形容として使われます。香りの場合、香水の表現にも柔らかい響き等と色相などは、色鮮やかな響き、味覚は、お酒等の評価では、もっとも上手く使われる事が多いのでは、ウイスキーなどはフレーバー等の表現をこの響きの中に取り入れて使われます。叉、奥行きのある等と多種多様な表現が響きを基に語られる事が多いのも、<響き>の語源が、幅のある奥の深い言葉であり、それを、とりこにしている何かが、ここに隠されていると考えて、ここでは<音楽の響きと錬金術>を探求する事にしましょう。・・・ 大村正則

電源部の効果[2012年11月18日]

現行機種の専用電源部を確認していくつかの事象に気づきました。列記すると、アナログレコードでは最新のVPI Scoutmasterの電源部、Roksan / TMS そしてGoldmund / Studietto の3機種いずれも別電源です。Pre AmpではJ.R.D.GのCoherenceとPhono Eq の両方が専用別電源です。カスタムメイドで特注したものはStudietto , Phono Eqの2機種です。これらの電源部を活かすためにさらに追加しているのが、電源ケーブルや電源タップになります。日本の電源事情は貧弱で、それを補うために電源部を強化せざるをえません。・・・続く

電源部の効果[2012年11月17日]

私がオーディオ熱に侵されたのはいくつか原因がありますが、まず最初はJ.R.D.GのPHONO EQ で特注の特別電源を作成して頂いたことが挙げられます。通常はPRE AMP とPHONO EQの両方を兼ねた電源部を利用するのです。15年ほど前になりますが、PRE AMPを下取りに出してCOHERENCE を購入したためPHONO EQ の電源を失うはめになりました。そこで、PHONO EQ 用の専用電源部が必要になったわけです。当時としてはとてつもなくシンプルな構造でしたが、価格はPHONO EQ本体 よりも高価でした。Jeff Rowland氏によるカスタムメイドです。そこで再生した時の驚きは今でも忘れられません。・・・続く

12月8日(土) John Lennon 偲ぶ会を開催[2012年11月16日]

Mobile Fidelity Sound Lab のimagin(UDCD 759) CD を入手しました。海外からですが、4枚ご用意させていただきました。価格は7,000円程度になります。さらに、Mobile Fidelity Sound Lab のimagin JVC Press のLP(未開封)も1枚18,000円で販売させていただきます。いずれも入手困難なアイテムです。ぜひ、この機会に一聴して下さい。お待ちしております。

Disk Unionと卸販売契約しました[2012年11月15日]

Disk Unionと卸販売契約しました。通常の定価販売から消費税分を差し引き、さらに、10%OFFで現金販売させていただきます。サービス第一弾としまして、当店でご購入されましたLPレコードのdigital 化作業の費用を20%OFFで対応させていただきます。皆様にはこれまで以上にサービスの向上を目指していけると思います。どうぞご利用下さい。

44.1 , 88.2 , 96 , 192kHz,24bit で録音(5)[2012年11月15日]

現在a/d converter はapogee mini ME をメインに使用していますが、apogee はWindows ではXP が最終OSです。Mac に至ってはOS9.?が最終です。しかも、fire wire でしか192kHzに対応していません。すなわち、現行PCが壊れると使用不可です。これまでに、5年間使い続けていますのでそろそろ限界を迎えそうです。そこで、次期メインa/d converter にAyre QA-9 を考えています。今日神宮前のアクシスに貸し出しのお願いに行って来ました。日付が決まりましたら改めてご報告したいと思っています。

響きの錬金術物語(2)[2012年11月12日]

2)  これまでは、音楽などの保存と記録媒体の流れを簡単に列記してきました。この流れで、何が変化してきたのか、を少し考えてみました。機械式音響記録(筒式録音と初期円盤式録音)はまだ増幅器が発明されていなく、記録媒体に機械的に記録してそれを喇叭式のホーン再生拡声器で聴いていたのが現実です。このころの装置も大きなもので、音響的内容は聞こえればそれなりに評価された、良い、時代背景でした。その後円盤式が進化して記録媒体として、量産化の時代が来ました。このころには、真空管の発明もあり音響的に増幅機能が追加され、音響的再生帯域が広がり、音楽が聴けるくらいまでに来ました。ここで、本来の<響きの錬金術>の話題に切り替えてみましょう。これらの進化と変化で何が変わり、それにのめり込む事になったのか、そこが今回の響きのテーマと考えています。そこに、良い響きがあり、それを追い求めて、現在の<オーディオファイル>が生まれたと考えれば、<響きの錬金術>の意味が関連して、少し、わかってきた感じです。・・・ 大村正則

44.1 , 88.2 , 96 , 192kHz,24bit で録音(4)[2012年11月12日]

D)RME fireface UCX で録音し、RME fireface UCX で再生した時

44.1kHzから192kHzまで全て再生可能でした。音質は細身ながら音場感は豊かで低域も締まっており、CartridgeにModel 901を使った時の聴こえ方です。44.1kHzよりも96kHzのほうが音場感が増し、情報量も増加しています。他と同じように192kHzの良さは感じられません。

4:まとめ

・サンプリング周波数は96kHzで録音するのが最も効率が高く、192kHzにするメリットは少なく、データ量の膨大なことを考えると現状では不必要に思われた。

・響きの豊かさを比べるとAyre QB-9が最も高く、次いでapogee ME , RME fireface UCXと徐々にスリムになっていく。このあたりは好みで分かれるでしょう。

・私の個人的な趣向では録音はapogee MEで96kHz , 24bit で行い、Ayre QB-9で再生するのが一番好ましく感じました。

・beatles の USB バージョンは44.1kHz , 24bit で録音されていますが、Ayre QB-9で再生してやると、remaster CDとは別次元の解像力で情報量の多さに驚かされます。しかし、私にはどうしても弦の響きが強すぎて全体のバランスに納得できません。beatles に限って述べるならば、Mobile Fidelity Sound Lab のLPをSHELTER HarmonyのCartridgeを使いAPOGEE ME で96kHz , 24bit で録音し、Ayre QB-9で再生するのが一番だと自負しております。もちろん、SHELTER Model 9000やModel 901の方が良い曲も少なからず存在します。・・・続く

 

44.1 , 88.2 , 96 , 192kHz,24bit で録音(3)[2012年11月11日]

3:音質

A)apogee mini MEで録音し、apogee mini DACで再生した時

44.1kHz:ギターの音が鮮明になり、スネアドラムは後ろにさがり、曲全体での印象は音場感が広がり音像感はスリムな筋肉質で、情報量はあまり多くは聴き取れない。これが、96kHzになるとギターとスネアドラムの音がほど良く調和され、情報量も増えている。192kHzにサンプリング周波数を上げても効果のほどは認められない。

B)apogee mini MEで録音し、Ayre QB-9で再生した時

apogee mini DACに比べると圧倒的に低域の音圧が上がり、スネアドラムの響きをドスドスと体感できます。傾向としては、Cartridge にSHELTER Model9000を使用した感じです。サンプリング周波数も96kHz で充分響きの良さを実感できます。

C)apogee mini MEで録音し、RME fireface UCX で再生した時

44.1kHz:ギターばかりが目立ち、曲全体のイメージも高域がキツク感じられます。音像感・音場感いずれも響きが少なく、物足りなさを感じます。88.2kHzでは情報量が増えてはいますが、やはり満足は出来ません。・・・続く