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wave data の保存[2014年02月20日]

THE SUPER ANALOGUE DISCを24bit,192kHzのwave dataで取り込みますと一枚のアルバムで2GB~3GBのサイズになります。その為TASCAM/DA-3000で録音する時は36GB  SD Cardに保存し、波形編集後のdataも同じSD Cardに一時保存します。最終的には整理の為1TBのHardDisc(Western Digital/My Passport)に保管します。この中にFolderを作りwave  dataを入れて保存するのですが、直接My Passportから読み込むのと中にあるFolderから読むのでは音質に大きな差が生じます。そこで各種メモリーカードで音質の差を比較してみました。使用するPCはMac miniで1):SD Card (x10) ,2)USB Memory(USB3.0) , 3)Hard Disc(HD) , 4)Hard Disc(SSD)の4種類で試聴してみました。
1) Extreme Pro 32GB / SanDisk /最大転送速度:90MB/Sec
2) USB Memory SDCZ80-032G-X46 / SanDisk /最大転送速度:190MB/Sec
3)  1TB My Passport Ultra TitaniumSlim / Western Digital /USB3.0
4)  ターボPC EX対応  外付けSSD / BUFFALO /USB3.0

キングレコード/THE SUPER ANALOGUE DISC(5)[2014年02月17日]

THE SUPER ANALOGUE DISCのなかから今回録音したのは以下の7アルバムです。
1:K38C-70005/ 1986 /ビクタープレス/ZUBIN MEHTA/LOS ANGELES PHILHARMONIC:バレエ音楽「春の祭典」
2:K38C-70010 /1986 /ビクタープレス/ERNESTANSERMET/SUISSE ROMANDE:組曲「展覧会の絵」
3:K38C-70023 /1987 /ビクタープレス/MEMBERS OF THE VIENNA OCTET:ブラームス/クラリネット5重奏曲
4:K38C-70038 /1989 /ビクタープレス/LEONARD BERNSTEIN/VIENNA PHILHARMONIC ORCHESTRA:交響曲「大地の歌」
5:K38C-70039 /1989 /ビクタープレス/HANS KNAPPERTSBUSCH/VIENNA PHILHARMONIC ORCHESTRA:組曲「くるみ割り人形」
6:KIJC-9018    / 1991 /スイスプレス/KHACHATURIAN/VIENNA PHILHARMONIC ORCHESTRA:剣の舞い
7:KIJC-9019    / 1991 /スイスプレス/PIERRE MONTEUX/LONDON SYMPHONY ORCHESTRA:ドビュッシー&ラヴェル名演集
個人的にはビクタープレスのアルバムは全て気に入ってます。スイスプレスはごく一部録音に不満の残るアルバムも存在し、アメリカプレスでは当たり・外れが激しく購入は極少数です。

キングレコード/THE SUPER ANALOGUE DISC(4)[2014年02月16日]

THE SUPER ANALOGUE DISCの中にもほれぼれする演奏は多々あります。今回依頼を受けたアルバムのなかにHANS KNAPPERTSBUSCH / Vienna Philharmonic / Tchaikovsky / The Nutcracker,Suite,Op.71a / チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」が入っていましたがこれは特別気に入りました。HANS KNAPPERTSBUSCH氏はワーグナー・ブルックナーを好んで演奏する指揮者と聞いていました。このような小品を振るうことは聴いていませんでした。しかも録音は好きでなっかたようですので名演がレコードとして残されていることに驚きを感じました。「くるみ割り人形」の序曲・行進曲~アラビアの踊り~花のワルツにいたる毅然たる風格にみちてなおかつ遊び心溢れた指揮には感服させられます。演奏・録音・プレスが完璧に整った数少ないアルバムの1枚です。近いうちに試聴ルームにアップロードしたいと考えております。

キングレコード/THE SUPER ANALOGUE DISC(3)[2014年02月15日]

THE SUPER ANALOGUE DISCの音作りはハイエンドオーディオ向きかもしれません。楽器の個々の音色が響き渡ります。スピーカーをもちろんのこと、システム全体の位相をきっちり合わせる必要があります。なおかつ低域がもたついたり、過度のふくらみを持つことは許されません。これらの条件を満たすと楽器個々の響きを聴き取れるのです。この音の響きは演奏会では聞けないものと思います。ふつうはティンッパニーの響きの陰に隠れてしまうであろう、オーケストラの左奥に位置するトライアングルの極微小な響きも鮮明に聴き取れます。これが私にはたまらなく魅力的に感じます。音楽的響きは人それぞれで好みが異なりますが、音の響きは情報量が少ないよりは多い方が優れていると考えても良いのでは?レコードの制作者の意図によるもので違いもあります。
THE SUPER ANALOGUE DISCは全体像を描くと言うよりは個々の描写に焦点を合わせているようで、MFSLは耳を研ぎ澄ませば個々の楽器描写も聴き取れますが、心地よく音楽全体に身をゆだねる聴き方もできます。・・・続く

キングレコード/THE SUPER ANALOGUE DISC(2)[2014年02月14日]

THE SUPER ANALOGUE DISCの第1弾は1986年に10タイトルが発表されました。第2弾も10タイトルで1987年、第3弾は1989年に出ています。私の所有しているアルバムは第3弾までですが、全てVICTOR PRESSでLONDON Labelのものです。レコードは180gの超重量盤でアクリルケースに収められていました。その後、1991年には9000番台になりスイス・プレスになっています。重量も150gに変更されアクリルケースは無くなってしまいます。そして9100番台からは米国プレスになり、重量は再び180gに戻りましたがアクリルケースはありません。7000番台から9100番台まで全てLONDON Labelで、プロデューサーは高和元彦氏です。
私は当然7000番台のVICTOR Pressが最も気に入ってます。ダイナミックレンジが広く、SN比も高くマスターテープの音に最も近いと思えるからです。透明度が高いと一見「音楽の響」が足りなくなる傾向になりますが、VICTOR Pressは実在感も十分得られています。K38C-70010 / 組曲「展覧会の絵」エルネスト・アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団はほれぼれします。・・・続く

キングレコード/THE SUPER ANALOGUE DISC[2014年02月13日]

2月に入って24bit,192kHzのdigital 化作業の仕事が増えてきました。その中にTHE SUPER ANALOGUE DISCが3枚含まれておりました。3枚とも7000番台(LONDON Label)で、発売元はキングレコード株式会社なのにディスク製造は日本ビクター株式会社になっています。カタログ番号はK38C-7001 ~ K38C-7034の30タイトルがあります。定価は3,800円で2枚組は6,600円でした。THE SUPER ANALOGUE DISCの制作は特殊で以下の特徴を持ち合わせています。
1)ダイレクト・カッティング、2)ハーフスピード・カッティング、3)180gの超多重量盤、4)高品質材料を使用
この特徴はMobile Fidelity Sound Lab(MFSL)のUHQRと非常に似通っています。製造も日本ビクター株式会社ですし、レコード重量はさらに重い200gです。
THE SUPER ANALOGUE DISCにはレコードの顕微鏡写真の説明が入っており、通常盤との比較がされています。溝幅が広く・深い大振幅で記録されています。・・・続く

dCS/P8i導入[2014年02月10日]

dCS/P8iの修理が完了して、我が家のシステムに加わりました。SACD DriveはPhilips製で、今は生産も終了しており最後のドライブを使用しての修理になりました。これからはユニット交換はできず調整による修理になるそうです。もう一つの手段はPhilips製からEsoterc製に取り換える方法ですが40万円ほど費用がかかります。そのかわり、現行のdCS/Pucciniど同等の機能になります。
私はdCS/Elger plus 1394を所有しているのでP8iはCD-Transportとして利用しますが、SACDを聴くにはP8iはPlayerとして利用します。
昨年はdCS / full systemで試聴していましたのでP8iにはいま一つ満足出来ません。価格が1/5ですから比較はできません。CD再生においては当然Elgerを介したシステムの方が情報量・音像の広がり・響きいずれも優っているように感じます。

ケーブルのエージング(2)[2014年02月09日]

Pre-Power間のケーブルをMITからCardas/Hexlink Golden5に換えるだけでDSDとPCMの音の響きが変わるので、一概にDSDが音場を表現しており、PCMが音像表現に優れているとは言えません。しかし、DSD再生がPCM再生より中低域の音の響きに豊かであるのは確かです。MITではバランスよくふくらんで試聴できたEarl Klugh/Finger Paintings , Cat Stevens / Tea For The Tillermanの押し出しの強い中低域の解像度がCardasでは不明瞭になってしまいました。その一方でPCM再生時にはMITでは高域がすこしきつく感じていた響きが滑らかになります。ケーブル1本を取り換えただけでも明瞭な違いが生じるのですから、システムによって全く違う音の響が得られても不思議はなく、結局は自分自身で試行錯誤を体験するしかありません。

MFSL Beatles Colection(BC-01 ~14)の最終録音(5)[2014年02月08日]

Beatles/Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band(MFQR1-100)は1日に24 bit,192kHzで録音しました。
今日はこのMFQR1-100SFをX64DSDで再録音しました。同時に、他のMFQRのアルバムも5種類 X64DSDに変換して比較試聴してみました。MFQR1-005/Supertramp/Crime Of The Century , MFQR1-017/Pink Floyd/Dark Side Of  The Moon , MFQR1-025/Earl Klugh/Finger Paintings , MFQR1-035/Cat Stevens / Tea For The Tillerman , MFQR1-084/Alan Parsons Project / I Robot
これらの6種類のアルバムを聴くと24 bit,192kHzのPCM による再生が適しているのは1-005,1-017,1-084の3アルバムで、
X64DSDが適しているのは1-025,1-035,1-100と分かれました。PCM録音は高域がきれいに伸びており、情報量も多く緻密な響きを得ることができます。一方DSD録音は中低域に充実感を感じることが可能で心地よい響きがえられます。あくまでも私のシステムでの限られた条件と私の嗜好ですので客観性はほとんどありません。
皆さんもご自宅で比較試聴して、感想をお聞かせください。

ケーブルのエージング[2014年02月07日]

J.R.D.G / COHERENCE(プリアンプ)とMODEL 8T(パワーアンプ)間はCardas / Hexlink Golden 5(XLR) /5mを長年(6年)使ってきました。それ以前はMIT SHOTGUN (XLR)  / 8mを使用(7年)していました。今回このMIT Cableの端子をNEUTRIK XLRからCARDAS / CG F XLR  およびCG M XLRに取り換えてみました。接着にはCardas/銀半田を使用しました。
最初の1か月は結構満足していましたが、エージングが進むほどにスピード感が増し、低域が細身になってふくらみが少なくなってしまいました。情報量は多いのですが低域の響きに余韻がないのです。ピアノ・弦の小編成物は良いのですがオーケストラになると不満が漂います。仕方なくCardas / Hexlink Golden 5に戻すことを考えたころから再び低域が心地よく響くようになってきたのです。そのままMITを使い続け2か月目に入ってますます好調な響きを演出してくれます。もうCardas / Hexlink Golden 5に戻ることはないでしょう。それどころか、Cardas / Hexlink Golden 5の端子もCARDAS / CG F XLR  およびCG M XLRに取り換えようと考えています。