Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月15日]
Shelter / Harmonyの印象は想像はしていましたがわずか1日で激変しました。Goldmund Reference MkⅡの存在は絶対的なものに成りつつあります。Ryra / TITAN はよく 「線が細く低域に力強さがない」と記載されていますが、これは大きな間違いです。Goldmund Reference MkⅡに取り付けた時の音を聴けば皆さん理解出来ます。圧倒的な情報量の多さと限りない空間の広がり、そして引き締まった力強い芯のある音を再現してくれます。これに対してShelter / Harmony は情報量が多いにも関わらず、それを意識させない素晴らしさを持っています。レコードの溝から音を全て引き出すのがTITAN で、音楽のエッセンスを醸しだすのがHarmony だと思います。コンサート会場で音楽を聴く人にもさまざまな好みがあるように、当然 Cartridge にも好みがあります。TITAN は私にとっては「指揮者の位置ですべての楽器の音色を確認する」とてもアグレッシブな聴き方であり、Harmony は「観客席の中央に心地よく座り音楽を楽しむ」優雅な聴き方であると感じました。当然どちらか一方でしか聴かない人は居ないでしょう。音楽のジャンルによっても異なるでしょうし、落ち込んでいる時とエネルギーに満ち溢れている時も変わってきます。しかし、Goldmund Reference MkⅡは1台しかありません。Cartridge の交換は決して楽ではありません。・・・続く
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月14日]
今日Goldmund Reference MkⅡはLyra / TITAN からShelter / Harmony にCartridge が変わりました。結構見栄えはgood です。シェルがTITAN用に作成されたものなので気になっていました。
音の方はこれから丸1日聴いてから、調整してみます。録音は来週から始めてみようと思います。TITANと比べると高域に艶がのっている感じがします。低域がわずかにふくらみ耳あたりがソフトになった。これが最初のイメージです。おそらく、明日になると、変わってくると思いますが?
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月13日]
Goldmund Reference MkⅡのCartridge を12月14日にLyra / TITAN からShelter / Harmony に変更します。あまり時間が取れないのでMFSLの中から特別にUHQRの6枚を選択し録音します。MFQR-1-005 /CRIME OF THE CENTURY , 1-017 / THE DARK SIDE OF THE MOON , 1-025 / FINGER PAINTINGS , 1-035 / TEA FOR THE TILLERMAN ,1-100 / SGT.PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND , 1-507 / RESPIGHI:FESTA ROMANE の6枚です。UHQRは全部で8タイトルありますが、1-084 / I ROBOT , 1-510 / HOLST :THE PLANETSの2枚は時間切れで録音出来ませんでした。私は上記8アルバムのうち1-100以外はTEST PRESS も所有していますので合わせて報告させていただきますので、ご期待下さい。
響きの錬金術物語(6)[2012年12月10日]
5) バイオリンは弦楽器の中で擦弦楽器に属され,弦を擦る事で響きを発生する楽器です。その源は、フィドル等が上げられます。その頃の、音楽楽器は弾く楽器が多くその源が、リュートと言うギターの原型の形をしたものが中心でした。貴族のサロン演奏ではそれなりの演奏の響きでしたが、宴などで大きな音響パワーが必要になると、音楽的に含めて物足りなさが、出てきました。室内楽も大きな編成になると表現豊かな楽器が望まれる様になり、そうして生まれたのが擦弦楽器のバイオリン族です。基本はバイオリンの高音部ヴィオラの中音部、その下のチェロ、コントラバスが出現しました。この楽器で演奏形態、表現が大きく変わる転換期になり、音楽の演奏規模が変わるきっかけとなり、作曲家もそれに合わした、創作に変化して響きの内容が色濃くなりました。つまり、オーケストラの響きが出来つつあり、弦楽器の多数の楽器採用で響きの倍音が更に増すことになります。 ・・・大村正則
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月09日]
そこで、所有するレコードのリストを作ってみました。これに合わせて録音しようと思います。最初はbeatles usb box に対抗してMFSL beatles box の14枚かな。24bit , 192kHz での取り込みデータはAyre QA-9を利用し、24bit , 44.1kHz data はapogee miniで制作します。これならばGoldmund Reference MkⅡ/ Lyra TITAN 1回の再生で同時録音が可能です。Beatles / Please Please Me のMFSL盤はBox set と 通常盤それにtest press盤と3種類所有しています。特にB面はB1 (MFSL1-101), B3(Box-1) , B3(TEST) ,B4(TEST)がそろっています。録音レベルのチェックを兼ねて施行してみました。ここで確認できたら、次はCartridge をLyra TITAN からSHELTER Harmonyに変更してみます。
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月08日]
それにしても、たかがクランプでこんなに音が変わるとは驚きです。オーデイオはほんとに奥が深いものです。Goldmund Reference MkⅡを使い始めて10日ですが、教えられることばかりです。現況でGoldmund Reference MkⅡを手放すことなど考えられません。購入を考えても資金はありません。もちろん収入がない現状ではローンすら借入出来ません。残された道はオーデイオ機材の売買および長年集めてきたレコードの販売ですか?取りあえず一番高値で売れそうなのは未開封のLed Zeppelin Road Case 1st かと?e-bay で以前調べた時は$6,500.00でした。MFSL盤もそれなりに高額で売買されています。特にUHQR盤のPink Floyd / Dark Side Of The Moon Sealed が$3,000.00、TEST PRESS 盤ではEagles / Hotel California ,Led Zeppelin / Ⅱ, Miles Davis / Someday My Prince Will Come , YES , Queen , Deja vu , Beatles , 購入価格が最も高額であった WOODSTOCK などなど約100枚ほど、これに加え複数枚所有するUHQR やMFSL 盤を手放すか?・・・続く
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月07日]
Goldmund Reference MkⅡの専用クランプ
私はgoldmundクランプをブラック・シルバーと2種類を所有していましたが今回Goldmund Reference MkⅡに付属していたゴールドは初めて見ました。最初に購入したブラックのクランプはGOLDMUND CLAMP と記載されており価格は中古で2万円程と記憶しています。単なるレコードのゆがみを抑えるだけではなく、飛躍的にSN比を高めてくれ感動したものです。シルバーは後から追加購入しました。価格は4万円程に値上がりしていました。表示が若干変更され、GOLDMUND RELIEF CLAMPとなっており、重量も増しています。効果のほどは変わっていませんでした。今回試したGOLD CLAMPは重量も3倍以上に増加しており、その効果たるや絶句させられる代物です。当時の価格も突出しており15万円だったそうです。いまでも、購入希望者は少なからず居られるようですが、手放す方が皆無で入手は難しいのが現状です。Goldmund Reference MkⅡを利用するにあたり、GOLD CLAMP を使用しない時は当然音質の低下を招きます。他方GOLDMUND STUDIETTO やVPI を利用する時にGOLD CLAMPを利用するとこれまた効果絶大でした。ブラック・シルバーの材質がアルミ削りだしなのに対し、GOLD は真鍮の削りだしで中心部にシリコンを充填した構造を取っています。amm sound lab の大村氏に見てもらったところ、スピーカーの箱の共振を抑えるのと同じ理にかなった構造であるとのことでした。amm sound labで制作を考えてくれるようです。低価格で購入可能なら一押しのアナログ商品になること間違いなしでしょう。
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月06日]
火曜・水曜と2日間は12月8日開催のLennon特集のための準備を兼ねてGoldmund Reference MkⅡでレコードの録音をしました。MFSL records は一部ですが24bit , 44.1kHz および24bit , 192kHz の両方で取り込みました。44.1kHzはapogee mini で、192kHzはAyre QA-9を使用しました。ここでも、Goldmund Reference MkⅡの素晴らしさが実証されました。John Lennon / imagine のMFSL gold CDと比較試聴しても歴然たる情報量の違い、ステージの広がり、音の揺らぎのなさ、響きの豊かさいずれを取り上げてもGoldmund Reference MkⅡの圧勝です。さらに、ここで録音したハイレゾデータの再生でさえもMFSLに肉薄する出来栄えでした。もうGoldmund Reference MkⅡの欠点を見つけて購入を諦めるのは不可能な気がします?こうなると、次の一手はいかにして購入予算を捻出するか?に絞られます。・・・続く
響きの錬金術物語(5)[2012年12月03日]
4) 演奏現場の歴史的背景変化は、前に少し述べましたが、音楽が、まだ貴族社会のものであった時代、簡単なサロン演奏会が、お抱えで演奏され贅沢な光景が覗えます。そのための作曲家、演奏家が専属で、響きの良い館で、宴とともに展開された時代は、今のオーディオファイル以上に、うらやましい限りです。再生音楽でなく、生の音楽を響きの館で演奏された事は、今、もってありえない優雅な時代と思います。室内音楽ではあるが、響きは確かなものであった事は確かでしょう。
そのころに、イタリアの北部にバイオリン族の基礎的集団が発達して、今日のバイオリンの基本を構築したのも1500年代から1600年代でした。弦楽器の中でも擦弦楽器は多彩な響きの源を現在に提供しています。様々な楽器の中で、今日、楽器の女王として君臨するには、それなりの伝説があります。ここが響きの錬金術の面白いところです。バイオリン等の聖地として、クレモナが有名である。これは、この地にアマティー、ガルネリ、ストラディヴァリウス等の製作工房があり、ここを中心にそのころのバイオリンが発達した事にあります。この件は色んな文献で研究され今に至っていますが、謎が謎を呼び益々、興味をそそる部分でもあります。しかし、何故こうもバイオリン族が興味にそそるのか、それは、他の楽器と違い骨董的価値であるが今でも音響的価値があること、更にまだ現役で良い響きを奏でる事が出来るにあります。他の楽器では300年の歴史でもって良い音質(響き)を魅了するものは、そうありません。
バイオリン族の歴史的背景は、色々ありますが今の形はイタリアのクレモナで完成されたとされ、その後もこの上を行くデザインは出てきていません。ここで、演奏楽器、バイオリンの響きに関して少し音響学的に探究することにしましょう。・・・大村正則
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月03日]
さらに、注意深くGoldmund Reference MkⅡを観察するといくつかの欠点が見いだせる。本体の下部に取り付けてあるネジがほとんど錆びついている。またターンテーブルを支える支柱の一部が大きくへこんでいる。もっとも、いづれもプレーヤーとしての機能には何ら影響は認めません。しばらく使って気が付きましたが、ターンテーブルの回転数をデジタル表示してくれるが結構揺れます。33.27~33.30を行き来しています。5分ほど経つと安定し33.3にロックされますが、トーンアームを移動させると再び回転数が変化しています。これは正常であり仕方ないことなのか?修理が必要なのか?まだまだ疑問点が残されている。・・・続く