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キングレコード/THE SUPER ANALOGUE DISC[2014年02月13日]

2月に入って24bit,192kHzのdigital 化作業の仕事が増えてきました。その中にTHE SUPER ANALOGUE DISCが3枚含まれておりました。3枚とも7000番台(LONDON Label)で、発売元はキングレコード株式会社なのにディスク製造は日本ビクター株式会社になっています。カタログ番号はK38C-7001 ~ K38C-7034の30タイトルがあります。定価は3,800円で2枚組は6,600円でした。THE SUPER ANALOGUE DISCの制作は特殊で以下の特徴を持ち合わせています。
1)ダイレクト・カッティング、2)ハーフスピード・カッティング、3)180gの超多重量盤、4)高品質材料を使用
この特徴はMobile Fidelity Sound Lab(MFSL)のUHQRと非常に似通っています。製造も日本ビクター株式会社ですし、レコード重量はさらに重い200gです。
THE SUPER ANALOGUE DISCにはレコードの顕微鏡写真の説明が入っており、通常盤との比較がされています。溝幅が広く・深い大振幅で記録されています。・・・続く

dCS/P8i導入[2014年02月10日]

dCS/P8iの修理が完了して、我が家のシステムに加わりました。SACD DriveはPhilips製で、今は生産も終了しており最後のドライブを使用しての修理になりました。これからはユニット交換はできず調整による修理になるそうです。もう一つの手段はPhilips製からEsoterc製に取り換える方法ですが40万円ほど費用がかかります。そのかわり、現行のdCS/Pucciniど同等の機能になります。
私はdCS/Elger plus 1394を所有しているのでP8iはCD-Transportとして利用しますが、SACDを聴くにはP8iはPlayerとして利用します。
昨年はdCS / full systemで試聴していましたのでP8iにはいま一つ満足出来ません。価格が1/5ですから比較はできません。CD再生においては当然Elgerを介したシステムの方が情報量・音像の広がり・響きいずれも優っているように感じます。

ケーブルのエージング(2)[2014年02月09日]

Pre-Power間のケーブルをMITからCardas/Hexlink Golden5に換えるだけでDSDとPCMの音の響きが変わるので、一概にDSDが音場を表現しており、PCMが音像表現に優れているとは言えません。しかし、DSD再生がPCM再生より中低域の音の響きに豊かであるのは確かです。MITではバランスよくふくらんで試聴できたEarl Klugh/Finger Paintings , Cat Stevens / Tea For The Tillermanの押し出しの強い中低域の解像度がCardasでは不明瞭になってしまいました。その一方でPCM再生時にはMITでは高域がすこしきつく感じていた響きが滑らかになります。ケーブル1本を取り換えただけでも明瞭な違いが生じるのですから、システムによって全く違う音の響が得られても不思議はなく、結局は自分自身で試行錯誤を体験するしかありません。

MFSL Beatles Colection(BC-01 ~14)の最終録音(5)[2014年02月08日]

Beatles/Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band(MFQR1-100)は1日に24 bit,192kHzで録音しました。
今日はこのMFQR1-100SFをX64DSDで再録音しました。同時に、他のMFQRのアルバムも5種類 X64DSDに変換して比較試聴してみました。MFQR1-005/Supertramp/Crime Of The Century , MFQR1-017/Pink Floyd/Dark Side Of  The Moon , MFQR1-025/Earl Klugh/Finger Paintings , MFQR1-035/Cat Stevens / Tea For The Tillerman , MFQR1-084/Alan Parsons Project / I Robot
これらの6種類のアルバムを聴くと24 bit,192kHzのPCM による再生が適しているのは1-005,1-017,1-084の3アルバムで、
X64DSDが適しているのは1-025,1-035,1-100と分かれました。PCM録音は高域がきれいに伸びており、情報量も多く緻密な響きを得ることができます。一方DSD録音は中低域に充実感を感じることが可能で心地よい響きがえられます。あくまでも私のシステムでの限られた条件と私の嗜好ですので客観性はほとんどありません。
皆さんもご自宅で比較試聴して、感想をお聞かせください。

ケーブルのエージング[2014年02月07日]

J.R.D.G / COHERENCE(プリアンプ)とMODEL 8T(パワーアンプ)間はCardas / Hexlink Golden 5(XLR) /5mを長年(6年)使ってきました。それ以前はMIT SHOTGUN (XLR)  / 8mを使用(7年)していました。今回このMIT Cableの端子をNEUTRIK XLRからCARDAS / CG F XLR  およびCG M XLRに取り換えてみました。接着にはCardas/銀半田を使用しました。
最初の1か月は結構満足していましたが、エージングが進むほどにスピード感が増し、低域が細身になってふくらみが少なくなってしまいました。情報量は多いのですが低域の響きに余韻がないのです。ピアノ・弦の小編成物は良いのですがオーケストラになると不満が漂います。仕方なくCardas / Hexlink Golden 5に戻すことを考えたころから再び低域が心地よく響くようになってきたのです。そのままMITを使い続け2か月目に入ってますます好調な響きを演出してくれます。もうCardas / Hexlink Golden 5に戻ることはないでしょう。それどころか、Cardas / Hexlink Golden 5の端子もCARDAS / CG F XLR  およびCG M XLRに取り換えようと考えています。

MFSL Beatles Colection(BC-01 ~14)の最終録音(4)[2014年02月06日]

今日はBC-01 / Please Please Me ,BC-02 / with the beatlesの2枚を録音しました。BC-08に比べると曲・演奏・録音いずれもSimpleです。
Please  Please Meは複雑な編集をすることなく録音されているのでさわやかでみずみずしい響が得られます。しかし、with the beatlesは元々monoでの録音を疑似stereo化されたもので楽器と声が分離しておりSeparationに不自然さが感じられます。24bit,44.1kHzではそれほど気になりませんでしたが、24bit,192kHzでは顕著にあらわれます。
それにしても24bit,192kHzの情報量の多さには驚かされます。まさにスタジオの響きで楽器の位置やマイクの配置までもが目に見えるようです。
Please Please Meは2Track Recordingでしたが、with the beatlesの録音が終了する直前に4Track Recordingが導入されたと記憶しています。機材の変更が録音に大きな影響を与えたのです。

 

MFSL Beatles Colection(BC-01 ~14)の最終録音(3)[2014年02月03日]

Beatles/Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club BandこのアルバムはMFSLから2種類が発売されています。MFSL1-100 およびMFQR1-100です。一説にはBox Set/BC-8とMFSL1-100は異なった時期にプレスされており、同じではないと伝えられていますが試聴する限りでは同じであると思います。しかしMFSL1-100とMFQR-100はまったく異なったものです。音の響きはもちろんですが、アルバム全体の録音時間が異なっています。曲の演奏時間もずれています。はっきり違いを感じるのは曲間で、MFQRでは微小信号が埋まっており空白時間は皆無ですが、MFSLにはわずかながら無音部分がそんざいしています。
今回初めて感じたのはこれまでのBeatles Soundは24bit,44.1kHzのデータが最も良い印象を持ってきましたが、24bit,192kHzのデータに圧倒的な情報量の多さに驚きました。
これまで市販されてきたいずれのCDにも引けを取りませんし、純正のハイレゾデータ(24bit,44.1kHz)にも遜色ありません。ぜひ当試聴ルームにお越しになりその響きを体験してください。

Beatles Sound の新たな一面を垣間見ることができます。
そこで、当初の計画を一部変更しました。CD-R化は先に延ばし、まずは24bit,192kHzのxxx-ABと波形編集をしたxxx-SFの2種類を作成することにします。これならば約2週間でBeatles Colectionの録音が完了します。・・・続く

MFSL Beatles Colection(BC-01 ~14)の最終録音(2)[2014年02月02日]

MFSL レコードのほとんどは中古をアメリカから購入(e bayによる落札)していますので、盤の状態がいいものばかりではありません。
DAT tapeではどうしようもありませんが、PCでの取り込みは波形編集ソフト(SONY/Sound Forge Pro)を使えるのである程度の傷・塵は音声に影響を与えないで取り除くことも可能です。
このソフトはプロ使用で私が使用する術はほとんどなく、自分で経験を積むしかありませんでした。一括でアナログノイズを除去するやり方もありますが、本来あるべき音声データも取り除かれつまらない音の響きになってしまいます。しかしすべてを波形から読み取るのは現実的ではありません、音性を聴いてはじめてノイズと判断できることも少なからずあります。逆に波形やヘッドフォンによる音声確認ではノイズと思っていた音が実際にはベース奏者の足踏みであったこともあります。毎日が新しいことの発見につながります。・・・続く
デジタルカメラを横浜に忘れてきたため写真をアップロードできません。1日の初日はBeatles/Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Bandの録音をしました。このアルバムはMFSLのなかでも特に録音のすぐれているUHQRでもプレスされております。盤の重量は200gと通常のレコードより重くかつ厚く製作されています。プレスに要する時間も普通は5秒程度、MFSLは20秒ほどですがUHQRは90秒と言われています。プレスされる枚数も5,000枚限定で、シリアル番号も記載されています。近日中に画像を公開します。

 

 

試聴ルーム書き換えました [2014年02月02日]

試聴ルームの12ページはBeatles 特集で1月は全てのアルバムがA面でしたが、2月はB面に書き換えました。
ご利用ください。

MFSL Beatles Colection(BC-01 ~14)の最終録音(1)[2014年02月01日]

今日2月1日はBC録音初日です。BCの録音はこれまでに20回以上取り続けてきました。録音機材やカートリッジ、媒体を換えての作業を25年間もの間よく飽きもせず取り組んだものです。最初の録音機はビデオデッキ(SONY / BETA)とSANSUI/PC-X1の組み合わせでした。ビデオテープの画像録画部分にPCM音声を録音するというdigital録音のはしりでした。
その後NAKAMICHI / DAT 1000と1000pの組み合わせになり、DAT TAPE 800本ほど録音したものです。途中 AKAI/OPEN TAPE DECKで録音することもありましたが、1年間で終焉を迎えました。APOGEE/DAC miniとAD miniにPCを組合わせて録音した時期が一番長かったです。今でもDAT TAPEに16bit,44.1kHzで録音(CD-RやPCの非接触型と違って接触型の録音は音に艶のある響きが得られる)したものが最も気に入ってます。しかし、レコード傷・埃などに非常に神経を使うので労力は多大でした。・・・続く