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ケーブルのエージング(2)[2014年02月09日]

Pre-Power間のケーブルをMITからCardas/Hexlink Golden5に換えるだけでDSDとPCMの音の響きが変わるので、一概にDSDが音場を表現しており、PCMが音像表現に優れているとは言えません。しかし、DSD再生がPCM再生より中低域の音の響きに豊かであるのは確かです。MITではバランスよくふくらんで試聴できたEarl Klugh/Finger Paintings , Cat Stevens / Tea For The Tillermanの押し出しの強い中低域の解像度がCardasでは不明瞭になってしまいました。その一方でPCM再生時にはMITでは高域がすこしきつく感じていた響きが滑らかになります。ケーブル1本を取り換えただけでも明瞭な違いが生じるのですから、システムによって全く違う音の響が得られても不思議はなく、結局は自分自身で試行錯誤を体験するしかありません。