Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月06日]
火曜・水曜と2日間は12月8日開催のLennon特集のための準備を兼ねてGoldmund Reference MkⅡでレコードの録音をしました。MFSL records は一部ですが24bit , 44.1kHz および24bit , 192kHz の両方で取り込みました。44.1kHzはapogee mini で、192kHzはAyre QA-9を使用しました。ここでも、Goldmund Reference MkⅡの素晴らしさが実証されました。John Lennon / imagine のMFSL gold CDと比較試聴しても歴然たる情報量の違い、ステージの広がり、音の揺らぎのなさ、響きの豊かさいずれを取り上げてもGoldmund Reference MkⅡの圧勝です。さらに、ここで録音したハイレゾデータの再生でさえもMFSLに肉薄する出来栄えでした。もうGoldmund Reference MkⅡの欠点を見つけて購入を諦めるのは不可能な気がします?こうなると、次の一手はいかにして購入予算を捻出するか?に絞られます。・・・続く
響きの錬金術物語(5)[2012年12月03日]
4) 演奏現場の歴史的背景変化は、前に少し述べましたが、音楽が、まだ貴族社会のものであった時代、簡単なサロン演奏会が、お抱えで演奏され贅沢な光景が覗えます。そのための作曲家、演奏家が専属で、響きの良い館で、宴とともに展開された時代は、今のオーディオファイル以上に、うらやましい限りです。再生音楽でなく、生の音楽を響きの館で演奏された事は、今、もってありえない優雅な時代と思います。室内音楽ではあるが、響きは確かなものであった事は確かでしょう。
そのころに、イタリアの北部にバイオリン族の基礎的集団が発達して、今日のバイオリンの基本を構築したのも1500年代から1600年代でした。弦楽器の中でも擦弦楽器は多彩な響きの源を現在に提供しています。様々な楽器の中で、今日、楽器の女王として君臨するには、それなりの伝説があります。ここが響きの錬金術の面白いところです。バイオリン等の聖地として、クレモナが有名である。これは、この地にアマティー、ガルネリ、ストラディヴァリウス等の製作工房があり、ここを中心にそのころのバイオリンが発達した事にあります。この件は色んな文献で研究され今に至っていますが、謎が謎を呼び益々、興味をそそる部分でもあります。しかし、何故こうもバイオリン族が興味にそそるのか、それは、他の楽器と違い骨董的価値であるが今でも音響的価値があること、更にまだ現役で良い響きを奏でる事が出来るにあります。他の楽器では300年の歴史でもって良い音質(響き)を魅了するものは、そうありません。
バイオリン族の歴史的背景は、色々ありますが今の形はイタリアのクレモナで完成されたとされ、その後もこの上を行くデザインは出てきていません。ここで、演奏楽器、バイオリンの響きに関して少し音響学的に探究することにしましょう。・・・大村正則
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月03日]
さらに、注意深くGoldmund Reference MkⅡを観察するといくつかの欠点が見いだせる。本体の下部に取り付けてあるネジがほとんど錆びついている。またターンテーブルを支える支柱の一部が大きくへこんでいる。もっとも、いづれもプレーヤーとしての機能には何ら影響は認めません。しばらく使って気が付きましたが、ターンテーブルの回転数をデジタル表示してくれるが結構揺れます。33.27~33.30を行き来しています。5分ほど経つと安定し33.3にロックされますが、トーンアームを移動させると再び回転数が変化しています。これは正常であり仕方ないことなのか?修理が必要なのか?まだまだ疑問点が残されている。・・・続く
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月02日]
手段その1:Goldmund Reference MkⅡの欠点を見つけ無理やり購入しない(出来ない)理由を見出す。
この製品は製造後20年以上経過している。:基本的には駆動部が付いている音響機器は決して中古購入しない。なぜならば絶対新品と比べて早く故障するし、修理代が高額になる。さらには、部品の調達が出来なくなり修理不能も考慮しなければならない。実際に以前使用していたCD Transportは部品供給出来ずに廃棄処分となった。
再生する音楽によっては適さないジャンルが存在する。:Hi-End オーディオの世界では録音の好ましくないレコード・歌唱力のない歌手・演奏者の未熟な演奏・プレスの貧弱なレコードなどなどは聴くに堪えない。特にたちの悪いものとして45rpm ,重量盤を謳っている高音質盤で演奏の未熟なレコードが当てはまる。もちろん、MFSL盤にはそのようなものはあり得ません。・・・続く
Goldmund Reference MkⅡ[2012年12月01日]
これまで自分が無駄使いをしてきたせいで購入できないことは仕方ない。気を持ち直しこれまで私に至福の時を与え続けてくれたアナログプレーヤーの3台を徹底的に再調整してみました。台座・本体・ターンテーブルの平行、トーンアームのセッティング、カートリッジの取り付け、針圧の調整、最後にSUTHERLAND/TIME LINE を使い回転数のチェックを終え約3時間が経過しました。それでも予想通り無駄なアガキでした。Goldmund Reference MkⅡの作り出す「響きの世界」を垣間見てしまうと天上から地上を見下ろすがごとく嘆き、苦しみます。知らなかった以前の幸福をもう取り返せないのか?そこで、長年培った自己本能の一手段を試むことにしました。・・・続く