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Ayre / QB-9DSD(4)[2013年10月18日]

まず手始めに録音条件を決めるためのテストを試みました。いずれも録音機器はDA-3000を使用
1:DA-3OOO単独で録音
a)DSD(5.6448MHz) ,b)DSD(2.8224MHz),c)WAVE(24bit,192kHz)
2:Ayre QA-9でA/D変換したのち、DA-3000で録音
d)WAVE(24bit,192kHz)

再生機器にはア)DA-3000 イ)QB-9DSD ウ)dCS Elger plus 1394を組合わせました。
また、波形編集ソフトSoundForge 11Proで作業したものにはSFを記載し、非作業と比較してみました。
イ)の再生には今回はMac/Audirvanaを使用しました。
録音に使用したレコードは3年ほど前にe bayで落札したNautilus 45rpm/direct cutting/JVC Press PRLP-1 LEE RITENOUR/An Infinity turn-on!のなかから、LIFE IS THE SONG WE SINGです。このアルバムはインフィニティリファレンスシステムを最高の状態で試聴するために作成されたプロモーションレコードです。ダイナミックレンジの広さ、驚くほどのディテールの深さ、楽器の配置がみごとに再現されており、ギターのエネルギッシュな響きを表現してくれます。
結論から述べますとAyre QA-9を介して録音し、QB-9DSDで再生したイ)SFが最もanalogue record に近く魅力的でした。a),b),c)いずれも残念ながら、RitenourのGuiterからほとばしるエネルギーを表現できませんでした。d)の録音ウ)の再生との組み合わせも非常に魅力あふれるものでした。イ)と比べると音像が前に出てきておりエネルギッシュになります。イ)はワイドレンジで音像が広がります。このへんは好みの問題でしょう。今回は間に合いませんでしたが、QA-9proが導入されたらDSD(2.8224MHz)の録音に大きな期待をよせています。
Sound Forgeでの作業をすることによりディテールの細やかさが引き立つようになっていました。・・・続く