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「響きの館」[2014年01月30日]

オーディオを趣味としている方々は向かう先は違うけれども、手段は同じ方向を目指しているのだろう。ソフト・プレーヤー・アンプ・スピーカーがほど良く調和しているシステムは聴いていて心地良い。
そのなかの一つでも欠陥があるとつまらない響きになる。また一つが傑出して優れているとオーディオ的な響きになると思う。すべての調和が取れ、なおかつ電源・ケーブル・オーディオラック等を含めた機材の設定によって自分の「音楽の響き」を得ることが可能になる訳です。ですから同じ「音楽の響き」はあり得ませんし、望む人もいません。それが趣味と言えるものなのでしょう。では何を指標として「音楽の響き」を改良していくのか?これが趣味たるものの難しくも楽しい作業の一環となるのでしょう。「心地よい音楽の響き」はオーディオマニアに満足感を与えず、物足りなさを感じさせます。しいて挙げるとしたらオーディオ機器を変えた時に得られる機材に対する満足度(価格・デザイン・人の評価等)をいかに生み出すか?そこには調和の取れた「音楽の響き」はありません。長い時間と費用を浪費して再び「調和の取れた音楽の響き」を手にするのです。・・・当然終着地点はありません。
・・・続く