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beatles reel to reel 再録(3)[2013年07月02日]

6月最後の土曜日にreel to reel beatles の所有者(佐藤氏)が九州から試聴に来てくれました。・・・感激です。
最初はMFSL 盤を、次にUK盤、最後にreel to reel から起こした24bit , 44.1kHzのハイレゾ音源を聴いていただき、OTARIから直接 reel to reel の響きも体験し、TASCAM のDSD音源も試聴され各々の特徴を掴んでもらいました。私自身も立て続けに比較試聴したのは初めてです。
ABBEY ROAD のParlophone盤とToshiba EMI pro use series 盤をハイレゾ音源でAyre / QB9で再生した時に不思議な体験をしました。当然UK  Original盤のほうが音の響きが太く魅力に溢れ、EMI盤はSN比は良好で線が細いと感じていたのですが、まったく反対だったのです。佐藤氏も困惑のようすで、EMI盤に強く惹かれているようでした。私の受けたショックは大きく、佐藤氏が帰られた後原因追究に2日間部屋に閉じこもる羽目になりました。結論を先に述べますと、録音・編集に原因がありました。基本的に録音・編集は修正しませんが、録音時に出力ゲインが低かったときはSOUND FORGE でNORMALIZEしてゲインを持ち上げてやります。この時4種類の選択肢があります。1)Maximize peak  ;2)-10dB(speach)  ; 3)-16dB(music)   ;4)-6dB(very loud) これまでは3)music で補正してきました。ところが、UK Original は1)Maximize peakで処理していたのです。・・・続く